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都内で「クアッド」外相会合 共同声明には中国念頭に南シナ海への懸念を明記 「日米豪印で包括的協力進める」上川陽子外相

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月30日 15時30分

日本、米国、オーストラリア、インドによる戦略的枠組み「QUAD(クアッド)」は29日、外相会合を東京都内で開き、海洋秩序の維持・強化へ協力していく方針で一致した。共同声明には、名指しを避けつつも中国の行動を念頭に「係争地形の軍事化や、南シナ海での威圧的、脅迫的な操船に重大な懸念を表明し続ける」と明記した。

会合には上川陽子外相やアントニー・ブリンケン米国務長官ら4カ国の外相が出席した。声明は「自由で開かれたインド太平洋」を目指すと強調し、「力や威圧により現状変更を試みる一方的な行動に強く反対する」と記述。サイバー攻撃対策の強化や、偽情報を含む外国による情報操作などへも対処するとした。ウクライナでの戦争に「最も深い憂慮を表明する」とした。

4カ国のうち、インドは中国やロシアなどでつくる「BRICS」の一員で、ロシアとも良好な関係を続ける。

インドを日米豪の側に引き寄せる側面を持つクアッドの重要性が増すなか、上川氏は会合後の共同記者発表で「国際秩序を巡る不確実性が増大している。日米豪印で海洋状況把握から法執行に至るまで、包括的な協力を進める」と語った。

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