バズる関西トレンド 〝夏の困りごと〟解決「汗しみないTシャツ」でゲリラ豪雨も安心 売上は前年比超えの勢い！「感動した」喜びの声続々

猛暑で大人気の汗のしみないシャツ（夕刊フジ）

観測史上、最も暑い7月が過ぎ、8月も連日、猛暑日が続く今年の夏。例年以上に熱中症への警戒や猛暑に対する意識が高まっており、対策グッズの売れ行きも好調だ。

レディースファッションを中心に展開するECサイト「イーザッカマニアストアーズ」では、夏の人気商品「汗しみないシリーズ」の売り上げが前年比25％増と昨年を上回るペースで伸びている。「新規客に加えてリピーターも多い。スタンダードタイプだと全16色展開なので、中には10枚目の購入という方もいる」と運営会社、ズーティー（神戸市中央区）の石川直子さんは話す。

汗しみないシリーズは2017年に発売開始。「汗のせいで好きな杢グレーの服が着られないなど、夏の困りごとをなんとか解決したい」という思いから開発がスタートした。吸水速乾機能も加えることで服の表面に響きにくい同シリーズが誕生。24年5月末でシリーズ販売累計100万枚を突破した。

特徴は、名前の通り、汗がしみない綿素材を使っていること。綿100％の素材の表面に撥水加工を、裏面に吸水速乾加工を施しているため、裏面は汗びっしょりでも表面には響きにくい。しかも、通気性がよく、素肌にも優しいさらりとした肌触りが魅力だ。加工方法は企業秘密だが、綿の糸と編み地で工夫したという。

同シリーズを購入した人からは喜びの声が多く届いている。「散歩途中でゲリラ豪雨にあったが、雨のシミも汗のシミもまったくなく感動した」「汗じみの心配がないので子供と公園で気軽に遊べるのがいい」「試しに1番汗の目立つグレーを買ったが、まったく汗じみにならなかった」

同シリーズでは、生地が厚めの男性用も展開。「白Tは透けるのが嫌だが、この商品は生地が厚めなので透け感なくてい」「夏場にほぼ毎日のように着用している」と、男性客からも好評だ。さらに、授乳期の女性や子育てママからは「お乳の漏れが目立たない」「子供のヨダレ汚れ防止のために購入した」と、想定外の反響も。

汗しみないシリーズは、Tシャツ、パーカー、ワンピース、インナー、リブカットソー、シャツなど現在、全20型を展開。ワイドシルエットやビッグサイズ、フレンチスリーブなどデザインバリエーションがあるほか、カラー展開が豊富なのも人気の理由といえる。

ズーティーは25年前に創業。2002年に楽天市場に出店し、本格的にネット通販市場に参入した。22年には楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーの総合賞にも選出。「ちょっとした困りごとを洋服で解決すること」を大切にしている。冬場には防風機能抜群のボア付きボトムがヒットした。「新商品のインナーパンツは〝神アイテム〟でおすすめ」と石川さん。盛夏以降は同シリーズのワンピースがよく売れるという。