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プロ野球実況中継 巨人の12球団最少失策を支える川相コーチの「ユニーク練習」 「ディフェンス野球」が4年ぶり優勝をもたらすか

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月30日 6時30分

試合前練習で新人遊撃手の泉口に「板グラブ」で捕球させる川相コーチ(右)=28日、神宮球場(夕刊フジ)

セ・リーグの首位争いが混沌としています。球団創設90周年の巨人はV奪還が至上命令ですが、首位をうかがう好ポジション。チーム成績で目立つのは失策の少なさで、41失策(28日現在)は12球団トップの数字です。就任直後の秋季キャンプから「ディフェンス野球」を掲げてきた阿部監督とすれば、我が意を得たりでしょう。

試合前練習の後半には必ず、川相守備コーチが面白い練習をしています。膝をついた川相コーチが至近距離で構える門脇、泉口といった若い選手に弱い打球を打って、彼らはそれをひたすらキャッチする。

川相コーチいわく「ハンドリング練習です。打球を自分の見える位置で、グラブを前に出して捕る。基本中の基本です。グラブは『板グラブ』という小型のものを使わせています。これだとしっかり手のひらでボールを捕らなきゃならない。これも基本なんです」

この練習法は現在、米大リーグ・エンゼルスのロン・ワシントン監督(72)が以前からやっていたのを、川相コーチが見て取り入れたもの。何の変哲もないように見える練習ですが、反復練習することで基本がしっかりと身につくということなんでしょう。

坂本、岡本といった主力はこの練習はやっていませんが、川相コーチによれば守備練習の時にそうした動きを意識しているといいますから、チームに浸透しているんだと思います。ちなみに他球団ではこの練習を見たことがありません。

残り30試合を切った優勝争いはミスが命取り。果たして基本に裏打ちされたディフェンス野球が、巨人に4年ぶりの優勝をもたらすかどうか? 週末の「ニッポン放送ショウアップナイター」は甲子園から阪神―巨人3連戦をお届けします。是非お聴きになってください。 (フリーアナウンサー・松本秀夫)

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