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おかげさまで40年 これがWAHAHA本舗だ! 旗揚げ公演は井上陽水らの協力で1050人を動員 波乱万丈の道のりをWAHAHA本舗主宰・喰始氏に聞く

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月20日 11時0分

旗揚げ時から使っている稽古場でポーズをとる喰始氏(夕刊フジ)

1984年の旗揚げから40年の節目を迎えたWAHAHA本舗。小劇場の劇団としては異例といえる息の長さだが、波瀾(はらん)万丈の道のりを主宰の喰始(たべ・はじめ、76)氏に話を聞いた。

喰氏は「巨泉・前武ゲバゲバ90分!」や「カリキュラマシーン」(ともに日本テレビ系)などで放送作家として名をはせ、次回で100回を迎える番組「全日本仮装大賞」(同)を企画し、今も携わる人物だ。

「いつしか生活のための仕事が多くなり、『もう一度何かをやろう』と舞台に照準を定め、佐藤B作の東京ヴォードヴィルショーを手伝っていたんです」

83年にヴォードヴィルショーの若手公演の演出を喰氏が担当。これをきっかけに絆を強め、翌年、劇団を飛び出した佐藤正宏(65)、村松利史(98年退団)、柴田理恵(65)、久本雅美(66)、渡辺信子(95年退団)と旗揚げしたのがWAHAHA本舗となる。

「もめたりはしなかったけど、佐藤B作たちには僕が若手を引き抜いたと誤解されていました。まあちょっとはあるかもしれないけど(笑)。でも引き抜くってのは売れてる人のことだからね」

小劇場で一番苦労するのは稽古場だが、東京・渋谷の青山学院大学の近くに確保する。

「場所的に一流劇団のイメージで、ちょっと背伸びしました。でも相当の覚悟がいるのでやる気を問いただし、『家賃だけは何とかするから、やるからには3年は頑張ろう』と言ってスタートしたんです」

旗揚げ公演には自ら志願した林家こぶ平(現正蔵)を「2世タレントだから売れる」ともくろみ起用(家族の反対で退団)。親交のあった井上陽水や坂田明らがチラシ裏に推薦文を書くなど話題を集め、観客1050人を動員した。

第2回公演には元ヴォードヴィルショーの作家兼役者・すずまさ(64)、オーディションで合格した梅垣義明(65)と吹越満(99年退団)らも参加。動員数は半減するが内容は評価され、第3回以降も1000人超を集めた。

しかし、芝居をやりたいという役者たちに対し喰氏は「当初から劇団ではなく、クレージーキャッツのような集団として、お笑いで営業ができるようにしたかった」と思惑が違っていた。 (佐藤栄二)

■WAHAHA本舗40歳記念全体公演「シン・シンワハハ40」

9月28日~10月6日の東京・シアターサンモールから始まって、兵庫・神戸国際会館こくさいホール(10月20日)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(11月2日)、12月14、15日の大阪・森ノ宮ピロティホールまで全国17カ所28公演。

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