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今日から始める10万円株 米利下げ鮮明で円高メリット関連に脚光 あくまで進行時の〝押さえ〟として「日本製紙」「フィード・ワン」「ユーラシア旅行社」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月29日 6時30分

米国の利下げ機運が高まっている。23日に開かれたジャクソンホールのシンポジウムで、米FRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長は「政策調整(利下げ)の時期が到来した」と発言した。このシンポジウムは各国の中央銀行要人など世界の金融関係の重鎮が参加する会合で、注目度は非常に高い。そこで米国の金融政策のトップが前述の発言をしたわけだ。もはや市場の注目は「利下げはいつか」という点から、利下げの幅や継続性に移っている。

一方、7月末の日銀の利上げ決定によって日本の株式相場は大混乱に陥った。そのため、現状では日銀が短期間で再度の利上げに打って出ることは考えづらいが、米国の利下げ傾向が鮮明になった以上、為替相場は円高・ドル安トレンドになりそうだ。すでに大手情報サイトでは「円高メリット関連」が人気テーマランキングのトップになっている。

ただ、このテーマは取り扱いが非常に難しい。円高進行によって外需依存度の高い日経平均株価が急落すれば、いかに円高でメリットを受けるといっても、株価下落の圧力がかかるからだ。

とはいえ、米利下げの期間が少なくとも1年以上続きそうなことを考えると、やはり無視するわけにはいかない。今回は、あくまで円高進行時の〝押さえ〟として、円高メリット関連の10万円株を取り上げておきたい。

まず、紙・パルプ業界の「日本製紙」(3863)。今期は構造改革費用によって利益水準が低く、株価の戻りは鈍いが、来期以降に収益が正常化すれば、PBR(株価純資産倍率)が0・2倍台と激低なだけに上値余地は大きい。9万6000円で買える(26日終値ベース、以下同じ)。

続いて、飼料大手の「フィード・ワン」(2060)。畜産飼料の拡大で前期は過去最高益を更新した。円高が進めば、2017年の高値1765円を射程に入れる動きになるかもしれない。8万8400円で買える。

インバウンドにとって円高は逆風だが、海外旅行にとっては追い風。シニア世代をターゲットにする「ユーラシア旅行社」(9376)は円高進行で業績が上向きそうだ。最低購入単価は5万1700円。

(吉田礼音)

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