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「塩まき過ぎ!ムッチャかかる!!」尊富士に審判部からまさかの〝ダメ出し〟土俵下の二子山親方に「注意しないと…」

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月22日 13時4分

尊富士の塩まきは決して大量ではないのだが、問題は別のところに…(夕刊フジ)

■大相撲初場所 10日目=21日、東京・両国国技館

西前頭11枚目の尊富士(25)=伊勢ケ浜=が10日目で勝ち越し後、審判部から心当たりのない呼び出しを受け、まさかのダメ出しを食らった。

西前頭6枚目の一山本(31)=放駒=が立ち合いで低く当たってきたところを突き落とし。優勝争いで単独トップを走る金峰山(27)=木瀬=を1差で追走し、2度目の賜杯が見えてきた。本人は「上位、三役に早く上がりたいという思いでやっている。それ(優勝争い)に関しては深く考えない」と目の前の一番に集中も、思わぬところから〝物言い〟がついた。

勝ち越しインタビューが終わると、東支度部屋とは反対方向へ向かったのは、審判部に呼び出されたから。待った、立ち合いの手つき、ダメ押しなどが注意の対象となるが、本人は「なんか悪いことしたかな?」と全く心当たりがない様子で、まわし姿のまま待つこと8分。東の赤房下担当の二子山審判(元大関雅山)が戻ってくるや、「塩まき過ぎ。気をつけろ! ムッチャかかる!!」とだけ言って審判部屋へ向かったのだった。

尊富士の塩まきは量も多くなく、土俵外の審判にかかるほどではない。ただ、時間前最後の塩を取りに行く際、昨年春場所で痛めた左足首に〝安全祈願〟で塩を振りかけており、これが土俵下の二子山親方にかかった模様。尊富士は「注意しないと…」と反省するしかなかった。

序ノ口デビューから9場所で史上最速Vを遂げた、昨年春場所から5場所目。幕内4場所目で2度目の優勝なら空前の快挙だけに、塩まきからペースを乱さないでほしいものだ。 (塚沢健太郎)

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