バイデン氏、大統領選〝去り際の美学〟で家族会議？ ホワイトハウスは否定も…民主党内で強まる撤退要望３０人超

ジョー・バイデン米大統領（８１）が、１１月の大統領選からの撤退について「家族会議」を行ったという情報が浮上した。ＮＢＣテレビは１９日、バイデン氏が撤退を決断した場合、どのように表明するのが最善かについて、バイデン氏の家族が話し合っていると報じた。ホワイトハウスの報道官は家族会議が行われたことを否定している。

記事によると、ドナルド・トランプ前大統領（７８）と争う大統領選や、５０年以上にわたるバイデン氏の功績への影響が考慮の対象となっているという。

一方、バイデン氏は１９日に発表した声明で「選挙戦を来週再開するのを楽しみにしている」と表明し、選挙戦を続行する意向を示した。

ただ、バイデン氏に大統領選からの撤退を求める民主党内の圧力は強まるばかりだ。

撤退要望３０人超

１９日には、ハインリック上院議員やロフグレン下院議員らがバイデン氏に大統領選から撤退するよう求めた。ＣＮＮテレビによると、公然と撤退を求めた同党議員は上下両院を合わせると計３３人となった。後ろ盾であるバラク・オバマ元大統領やナンシー・ペロシ元下院議長からも懸念が示され、民主党内ではバイデン氏が数日内に撤退を決断する可能性があるとの観測も出ている。