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南野陽子 私が歩いてきた道 「おまんら許さんぜよ!」が流行語に 歌でもヒット重ねる南野陽子「楽園のDoor」から自分で憧れていた衣装をデザイン

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月26日 6時30分

「おまんら許さんぜよ!」の決めぜりふが流行語となった「スケバン刑事Ⅱ」(フジテレビ系)でブレークした南野陽子は1986年、歌でもヒットを重ねていく。

5作目のシングル「接近(アプローチ)」は「ザ・ベストテン」(TBS系)で6位まで上昇。凝ったセットも見どころの1つだった「ベストテン」だが、南野は登場2週目に初めてセットでの歌唱を経験する。

「もちろんうれしかったのですが、なぜかタヌキの着ぐるみが登場してお給仕をするという(笑)。歌にタヌキは登場しないのになぜ? と思いましたけど、そういう不思議な演出も『ベストテン』の魅力でしたね。CM中のわずか90秒の間にセットを転換するときは、スタッフさんの熱気がすごくて、いつも圧倒されていました」

明けて87年はナンノの年となった。映画版「スケバン刑事」の主題歌に起用された「楽園のDoor」が自身初のオリコン1位を獲得。以後、年内にリリースしたシングルはすべて1位に輝いた。女優としても「スケバン」卒業後に主演した大映ドラマ「アリエスの乙女たち」(フジテレビ系)が高視聴率を獲得し、人気を不動のものとする。

「今もそうですけど、歌をじっくり聴いていただくようなタイプではありませんから、1位になったことに怖さも感じました。日を追うごとに忙しくなって、振り付けのレッスンをする時間がとれなくなってきたので、『楽園~』以降は自分で考えるようになって。歌の最後にヨーヨーを投げるポーズを入れたのはアドリブ的にやったことがきっかけなんです」

イラストレーターやデザイナーに憧れていた南野は学生時代、自分で服を作ることもあったが、この時期から自分で衣装をデザインするようになる。その第1号が「楽園のDoor」だった。

「レコーディングのときに楽曲から受けたイメージをもとにデザイン画を描いていました。曲に合わせて衣装を考えるようになったのは中森明菜さんの影響ですね。それまでのアイドルさんは曲を聴いて衣装が浮かぶことは少なかったと思うんですけど、明菜さんの歌はすぐにイメージできるじゃないですか。私の場合は他の方とかぶらないよう、ふわふわのモヘアやレースを使うことが多かったですね」 (濱口英樹)

■南野陽子(みなみの・ようこ) 歌手、女優。1967年6月23日生まれ。兵庫県出身。85年「恥ずかしすぎて」でデビュー。主演ドラマ「スケバン刑事Ⅱ」で注目され、歌手、女優として多方面で活躍。「楽園のDoor」以降、通算9作のシングルがチャート1位を獲得した。「ザ・ベストテン」(TBS系)への出演シーンを網羅したブルーレイ3枚組BOX「南野陽子ザ・ベストテンコレクション」が26日発売。本人が語る全出演回のエピソードを掲載したインタビューブックが付属する。

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