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勝者のワザ クラブフィッティングのススメ 信頼できるクラブを持つと広がる…練習の質、ラウンドでの作戦の幅 日本オープン優勝・今平周吾

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月19日 15時0分

日本オープン最終日は終盤になってクライマックスを迎えた。首位に立っていた今平を1打差で追う木下稜介が16番パー4で第2打を右バンカーに打ち込んだ。最難関ホールで招いたピンチだった。ここから起死回生のカップインを決めてギャラリーに驚嘆の声をあげさせる。

これで両者は通算4アンダーパーで並んだ。今平は大歓声で並ばれたことを知った。17番はともにパーで、いよいよ最終ホール。今平は冷静だった。

「無理にバーディーを狙っていけるホールではない。プレーオフになることも考えて、パーをとるための策を選択した」という。ティーショットはフェアウエーヒットを最優先させ、第2打は確実にグリーンに乗せられる広いエリアを狙った。グリーンセンターよりも手前がいい。ここでは、グリーンに乗せておくことが最優先課題だった。その課題をクリアした。カップはグリーンの左奥で距離は10メートル以上あった。上りラインをしっかりとヒットした。ボールはカップに飛び込んでいった。ウイニングパットであった。

今平は、ドライバーからウエッジまでグリップエンドをかなり余らせて、短く持つ。

現在はルールでクラブ長の上限が46インチに決められている。長く、重くなるほど振りにくく感じるようになるから軽量シャフトを装着して振りやすく仕立てられている。このタイプを今平のように短く持つと、ヘッドを軽く感じすぎて、これもまた振りにくくなる。ちょうどいい長さと重さのものを見つけ、入手することが大事になる。

フィッティングしてもらうのが手っ取り早い方法で、いろいろ試してみることをおススメしたい。信頼できるクラブを持つことで練習の質、ラウンドでの作戦の幅を広げられる。

ゴルファーの体格、筋力、スイングタイプによって最適スペックは異なる。重め、硬め、長めは最もハードスペックで、軽め、軟らかめ、短めは易しいモデルになるが、実際に振ってみて、打ってみないことには〝マイスペック〟にはたどりつけない。クラブ選びは、難しい。

■今平周吾(いまひら・しゅうご) 1992年10月2日生まれ、埼玉県入間市出身。父の影響で8歳でゴルフを始める。埼玉栄高1年時の2008年「日本ジュニア」優勝。09年に同高を中退して渡米。後に創学舎高卒。11年にプロ転向し、14年下部ツアー賞金王。17年「関西オープン」での初優勝、21年「フジサンケイクラシック」などツアー通算10勝。18、19年に2季連続賞金王。165センチ、67キロ。

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