1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

有本香の以読制毒 パリ五輪・女子ボクシングで〝炎上〟女性の安全のため「セックスチェック」復活を IOCの判断基準は「パスポートの性別」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月5日 15時30分

そんな本件について、説得力ある意見を述べた人がいる。1976年のモントリオール五輪で、陸上男子十種競技で金メダルを獲得し、2015年になってトランスジェンダーであることを公表したケイトリン・ジェンナー氏だ。米FOXニュースで、こう語った。

「XXなら、あなたは女性側、XYなら男性側。結局はそうするしかないの。今回のことは五輪を大いに傷つけた。IOCは恥じ入るべき」

かつてIOCは、男女別の競技の公平性を保つため、1968年のメキシコ五輪から96年アトランタ五輪まで「セックスチェック」なるものを行なっていた。

IOCが採用する前に採用した国際陸上競技連盟(IAAF=現ワールドアスレティックス)が、触診などで騒ぎとなったこともあり、その後、方法は染色体検査へと変わっていった。しかし、現在ではそれも倫理上の理由から行われていないのである。

IOC幹部ら、意識高き欧州の皆さまは、古きに立ち返ることなどお嫌いだろうが、この際、女性の安全のため、染色体による「セックスチェック」を復活させていただけまいか。立ち返りついでに子供の扱いも考え直していただけたら幸いだ。

ジェンダーイデオロギー全開の開会式に子供を共演させるなどというのは、どう見ても非常識である。

■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください