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衆院選で大惨敗、石破首相「居座り」一部野党と連携模索 自公215議席で過半数割れ「勝敗ライン」「戦略ミス」無視 高市氏への交代論が浮上

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月28日 11時17分

自民党内では、「衆院選の惨敗は、安倍元首相の政策や人事を否定する〝石破路線〟に、世論が失格を突き付けた結果」(中堅議員)との声も急速に広がっている。

一気に大政局となるのか。

政治評論家の有馬晴海氏は「与野党ともに難しい。自公は過半数を割ったが、共闘不成立だった各野党にも思惑がある。立憲民主党(148議席)と、日本維新の会(38議席)、国民民主党(28議席)、共産党(8議席)などが集まっても過半数に届かない。予算や法案が通らないと政権は行き詰まる。自公に一部野党を加えた新たな連立などで石破首相続投の可能性もあるが、一部野党への譲歩など難局だらけの政権運営となる」と指摘する。

門田隆将氏「岸田体制の流れくむ石破体制を即刷新せよ」

こうしたなか、総裁選の第一回投票で、党員・党友の圧倒的支持を受けて1位だったうえ、大逆風の選挙戦で、各候補者から引っ張りだこだった高市氏の存在感が高まっている。

作家でジャーナリストの門田隆将氏は「自民党にとって、民主党政権が誕生した2009年以来の大敗北だ。わが国が難局に直面するなか、総裁選で高市氏が選出されていれば、今回の敗北はなかった。石破氏を選んだ自民党議員が断罪された惨敗だ。来年夏の参院選を控え、自民党はこれ以上の敗北は許されない。国民は、安倍路線を否定した『岸田、石破路線』にノーを宣告した。財務省を軸にした増税・負担増路線や、親中など歪(ゆが)んだ外交への拒否反応だ。悪政や矛盾が蓄積した岸田体制の流れもくむ石破体制を即刷新し、保守現実派の高市氏がかじを取るべき」と力を込める。

国民が期待する高市体制は実現するのか。

鈴木氏「高市氏も厳しい政局に直面」

前出の鈴木氏は「現実は『波高し』だ」といい、こう見通しを語る。

「以前からくすぶる、高市氏の強硬な外交姿勢などへの懸念は、9月の総裁選の決選投票で、議員の支持が石破首相に集まる要因となった。さらに、石破首相が〝退場〟となれば、ベテラン世代も進退を迫られる。小林鷹之元経済安保相という新たな『保守の顔』の候補も現れており、自民党内では『世代闘争』といえる局面も始まるかもしれない。高市氏もまた、厳しい政局に直面することになる」

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