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田中将大をいかになじませるか…頼れる巨人のエース・戸郷翔征の〝幹事力〟レジェンド右腕にビビり気味、若手投手陣から期待

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月29日 11時48分

合同自主トレで距離を縮める田中将(左)と戸郷=28日、宮崎県総合運動公園(夕刊フジ)

巨人の主力選手が28日、宮崎市内で合同自主トレを開始。2月1日のキャンプイン前の大きな宿題は、楽天から加入した〝超大物転校生〟の田中将大投手(36)をいかにチームになじませるか。投手陣の若きリーダー、戸郷翔征投手(24)の腕の見せどころだ。

新天地のチームウエアを着て「いよいよだなという感じ」と表情を引き締めた田中将。ウオーミングアップではまず小、中学校で同級生だった坂本勇人内野手(36)と言葉を交わし、ランニングやキャッチボールで汗を流した。練習の合間には戸郷に話しかけられ、約15分間の野球談議を交わした。

戸郷は「あれだけ成績を残している方なので、教わることばかり。僕らとしてはプラスでしかない。これだけの場数を踏んできているので精神力、メンタルの部分でも深く聞いていきたい」と目を輝かせる。

もっとも、日本代表で他球団のスター選手やメジャー組とも交流してきた戸郷は別にして、若い選手の多くはまだ通算197勝を誇るレジェンド右腕にビビり気味。ある若手投手は「田中さん、すご過ぎてなかなか気軽には話しかけられないですね…」と苦笑しつつ、「キャンプ中に投手会があるから、少しでも話して仲良くなれたらいいんですけど、戸郷さんがうまくやってくれると思います」とエースの〝幹事力〟に期待を寄せる。

実績は十分だ。2023年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)前の日本代表合宿では、周囲の実績に気後れしていたオリックス・宇田川のために催された飲み会で幹事を務めた。宮崎出身の地の利も生かして店を探し、当日は出席者に話題を振るなど司会役までこなして、宇田川をチームになじませることに成功している。

今回も「店決めはどうなるかわからないですけれど、ぼくがやるんじゃないかな」とすでに幹事役の自覚十分の戸郷。グラウンドの外でも頼れる敏腕だ。 (片岡将)

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