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深層韓国 パリ五輪は「沈みゆく韓国」の象徴 もはや〝スポーツ強国〟とは言えない「ニッチ種目」だけの出場、国中が意気消沈

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月26日 6時30分

パリ五輪の競技は24日に始まった。エッフェル塔前にはビーチバレーの会場が設置された(川口良介撮影)(夕刊フジ)

パリ五輪は開会式(26日)に先立ち、24日からサッカーとラグビー7人制の競技が始まった。新記録、力あふれる団体球技、見事な演技…。世界のマスコミは自国選手の活躍を中心に大きく伝えるだろう。ある国の選手団の五輪での活躍は、経済指標や軍事力指標とは別の次元での「国力」を象徴するからだ。

韓国は「スポーツ強国」と自負してきた。ところが、韓国のマスコミはいまのところ、パリ五輪の動向を小さくしか伝えていない。選手団は東京五輪時のほぼ6割、出場権を得た団体球技は女子ハンドボールだけ。韓国にとってパリ五輪は「沈韓」(沈みゆく韓国)の象徴だ。

23日は与党「国民の力」の代表選挙があり、韓東勲(ハン・ドンフン)元法相が圧勝した。韓氏は「自由民主主義体制の守護」を何よりも重視する。尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は、あたかも「自由体制よりも、自分の妻(金建希=キム・ゴンヒ=夫人)を守ることが大切」であるかのように動いてきた。だから両者はソリが合わない。

韓東勲氏の勝利は、韓国保守陣営に大亀裂が入る始まりとも言える。韓国のマスコミが「明日からパリ五輪」よりも、「今日の与党代表選挙」にオールインしたのも当然だ。

しかし、3年前の東京五輪を振り返れば、韓国のマスコミは開会の数カ月前から「放射能大国・日本」の粗探し報道に血道を上げた。「汚染食材を選手の口に入れてはならない」と、韓国から食材を持ち込んで、独自の選手向け食堂も開設した。大騒ぎの報道だった。

それに比べると、今回は目に留まるような会場紹介の前触れ記事もなかった。

土俵が「たたくべき野蛮国・日本」から「尊敬すべき文化大国フランス」に移ったからか。

それもあるだろうが、人気球技であるサッカー、バレーボール、バスケットボールが男女とも五輪出場権を獲得できなかったことで、韓国中が意気消沈していることが大きい。

韓国五輪組織委員会は、金メダルの獲得目標を5個としている。

テコンドー、アーチェリー、フェンシング…言うならば「ニッチ種目」だけで、もっと取れるのではないか。

少なめに言っておいて「勝った、勝った」のムードを盛り上げる作戦なのだろう。

しかし、ニッチ種目でいくつメダルを取ろうと、もはや「スポーツ強国」でないことは韓国人自身が悟っている。

「パリ五輪は沈みゆく韓国の象徴だった」と、いずれ韓国のマスコミも書くだろう。

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