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2024年秋・衆院選 東へ西へ高市早苗氏「保守系潰し」に徹底抗戦 兄貴分の実績アピール「まさに人材力」東京11区・下村氏、東京28区・安藤氏ら応援演説

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月25日 11時31分

高市氏(左)は下村氏(右)の支援を呼び掛けた=23日、東京都板橋区(夕刊フジ)

衆院選で、候補者の応援に東奔西走を続けているのが高市早苗前経済安保相(63)だ。選挙戦では石破茂首相(自民党総裁)ら党執行部が「政治とカネ」を争点化し、保守系候補らへの逆風が強い。高市氏は23日には東京11区から無所属で出馬した前職の下村博文元文科相(70)や、東京28区から立候補した自民党公認の元職、安藤高夫氏(65)ら、「旧安倍派」候補の応援演説に駆け付けるなど、「保守系潰し」の動きに徹底抗戦している。 (報道部・丸山汎)

兄貴分の実績アピール

板橋区内で下村氏の街頭演説会が始まって約10分後、高市氏を乗せた車が到着すると、聴衆から大きな拍手が湧いた。

高市氏は「懐かしい! 東京で初めて一人暮らしをしたとき、最初の住まいはこの板橋でした。日本列島を強く、豊かに。高市早苗でございます」と演説を始めた。

高市氏は、下村氏とは国会議員になる前からの「長い長い友人であり、兄貴分」だと語り、文科相や党政調会長としての実績をアピールした。

高市氏、下村氏とも安倍晋三元首相と近く、安倍政権当時の2014~15年には、高市氏が総務相、下村氏が文科相を務めたこともある。

高市氏は「総合的な国力をいまこそ強くしなきゃいけない。国力とは外交力であり、防衛力であり、経済力であり、技術力であり、情報力ですが、この全てに関係するのが人材力。下村候補はまさに人材力、人づくりの重要性を訴えてこられた」と強調し、「まだ一緒にやらなきゃいけないことがいっぱいあります」と支持を呼び掛けた。

1996年の衆院選以来、東京11区で自民党公認として9回連続で当選してきた下村氏だが、今回は派閥裏金事件で党員資格停止1年の処分を受け、党の公認を得られなかった。

下村氏は「政治不信を起こしてしまった1人として、改めておわびを申し上げたい」と頭を下げると、「ここで政治生命が終わってしまっては、皆さんに恩返しができない」と述べた。高市氏も「ぜひとも一緒に働かせてください」と訴えた。

下村氏の応援演説を終えた後、高市氏は練馬区の練馬駅前へ向かい、「(医師である)安藤さんは命を守る取り組みを大事にしてこられた」と安藤氏を激励した。

安藤氏は「本当にありがたい。自民党のことを思い、逆風のなかでも党を盛り上げたいという気持ちが強いのだと思う。その先には自分が日本のリーダーになりたいとの気概もあるだろう。高市さんには強い経済、強い安全保障に期待する」と語った。

その後、九州へ…25、26日は兵庫、京都など遊説

高市氏はその後、羽田空港から九州へ向かった。前日の22日には北海道を訪れた。選挙期間中、自身が出馬している奈良2区に入ったのは、公示日の15日と、20日に「1時間45分だけ」だという。

9月の総裁選で高市氏を支援した旧安倍派を中心に、「政治とカネ」問題で劣勢の候補も多い。高市氏は選挙戦最終盤の25、26日も兵庫県や京都府などに入る予定だ。

【衆院東京28区】

高野直美70 共産新

奥村祥大30 国民新

▼安藤高夫65 自民元

江崎早苗38 参政新

△高松智之50 立民新

藤川隆史68 維新新

※△は「やや優勢」、▼は「やや劣勢」。夕刊フジが取材結果などをふまえ、独自に判定した。

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