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阪神、貧打解消へ〝緊急補強スタンバイ〟 岡田監督の号令待ち、フロント幹部「動ける準備はできている」 新助っ人獲得も

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月19日 11時6分

5回に先制のホームを踏んだ森下をベンチで迎えながら、その消極的な走塁に岡田監督のはらわたは煮えくり返っていた=18日、甲子園球場(夕刊フジ)

阪神は18日、交流戦全体の最後の試合となった日本ハム戦(甲子園)で、延長11回に相手バッテリーの自滅で超ラッキーなサヨナラ勝ち。パ・リーグとの戦いを7勝11敗で乗り切って、なんとか貯金「2」を守り、セ・リーグ単独2位で21日からペナント争いを再開するが、岡田彰布監督(66)の危機感は募るばかりだ。貧打解消へ球団フロントは緊急補強の準備を整えているが、指揮官はどこに勝ち筋を求めていくのか。 (岩﨑正範)

勝った気がしない…とはこのことか。元同僚の新庄監督が率いる日本ハムにここまで2敗とやられっぱなしで、雨天順延分の第3ラウンドでようやく一矢報いたというのに、ふがいない虎ナインへの怒りが大爆発。岡田監督は〝慢性病〟の貧打には目もくれず、「しかし、ひどいな。5つもあった」と走塁ミスにブチ切れた。5回の好機で1点止まりに終わった原因として、「ランナー出たらひとつでも前の塁狙うとか、それが当たり前の仕事やのに何にもできてない!」と梅野、森下の消極的な走塁をやり玉に挙げた。

交流戦で2年連続負け越したうえ、すっきりしない締めくくりとなった岡田監督は、来たるリーグ戦再開に向けて危機感いっぱいに警鐘を鳴らしている。「交流戦に入る前から打つ方が…と言ってきたけど、言った通りになった。去年と今年も負け越し数は変わってないのに、なんかものすごい負けてるような感じになっている。よくしのいだとは思うけど…」。そう総括したうえで、「もう今度はある程度分かってる。対戦してるピッチャーと当たるし、もう一回気持ちを切り替えて。自分の役割とか全然できてない部分があるから点が取れない。そのへんの修正が必要」と訴える。

しかも、打線は不動だった昨季と違って、2軍再調整中の大山、不振が続く佐藤輝、死球骨折で長期離脱の木浪と主力に誤算が続出。若手の台頭も前川ただ一人というありさまでは、大きな上積みも見込めない。

そこでOBの間では、「ダメで元々でも新助っ人を獲得してはどうか」との声も出始めている。元来が外国人補強に頼らない方針の岡田監督ではあるが、フロント幹部の一人は「今はこれといった、いい候補がいない」と前置きしつつ、「岡田監督が必要というなら、われわれは動ける準備はできている。幸い(支配下選手は65人で)まだ枠もある。(新助っ人を)獲得するのもひとつの手だと思っている」と指揮官からの号令を待つ。

仮に今から契約しても1軍合流は早くて球宴明けだが、シーズンがまだ半分以上も残っているのもまた事実。この日の指揮官の大噴火を見ると、豪打よりも走塁など細部へのこだわりで得点を積み重ねていく方針のように映るが、球団初の連覇に向けた〝本気度〟を示す意味でもイチかバチかの緊急補強は面白いかもしれない。

◇交流戦 阪神―日本ハム3回戦(日本ハム2勝1敗、18時、甲子園、4万2601人)

日本ハム00000010000-1

阪 神00001000001x-2

(勝) 島本20試合2勝

〔敗〕 矢沢16試合1勝2敗

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