阪神の新エース・才木浩人にメジャーから熱視線！ ネット裏にスカウト「真っ直ぐに力あり…通用する可能性あるパワーピッチャー」

才木はメジャーのスカウト陣の前で好投ならず＝６日、神宮球場（夕刊フジ）

６回被安打１０、失点４は今季ワーストも

阪神の新エース、才木浩人投手（２５）に米大リーグから熱視線が送られている。８年目で初の２ケタ勝利を懸けて先発した６日のヤクルト戦（神宮）では、ネット裏からメジャー球団のスカウトら５人が才木の投球をチェックした。

そのうち１人は、日本でプレーする投手ではロッテ・佐々木朗希（２２）、オリックス・山下舜平大（２２）、中日・高橋宏斗（２１）の実力が抜けていると評価。「その３人に比べると才木はワンランク下がるが、真っ直ぐに力がありメジャーでも通用する可能性があるパワーピッチャー」とリストに入れ、すでに複数回の視察に訪れている。

才木は右肘の手術を経験し今季が実質２年目。海外フリーエージェント（ＦＡ）権取得は早くても２０３０年とみられるが、阪神は藤浪晋太郎投手（３０）＝現メッツ３Ａ＝のポスティングシステムによる米移籍を認めた例もある。

この日の才木は６回を投げ、被安打１０と失点４はともに今季ワースト。「３点取ってもらったのにリードを守ることができず申し訳ない」と唇をかみ、９回にサヨナラ打を打たれた岩﨑にも「負けもつけさせちゃいましたし、今日は僕のせい」と責任を背負い込んだ。

この日は４三振を奪い１０８奪三振はリーグトップだが、前出スカウトは「投手が打席に立つセ・リーグは確実に三振が取れるので、奪三振率はセの方が高くないとおかしいのにパの方が高い。やはりレベルはパの方が上。才木にはセで圧倒的な投球をしてほしい」とさらなる飛躍を期待している。

（塚沢健太郎）

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ヤクルト―阪神１４回戦（阪神８勝６敗、１８時３分、神宮、２万９４１３人）

阪神　１０２００００１０－４

ヤクルト　０１０３００００１ｘ－５

（勝）　小沢２４試合３勝６敗１Ｓ

〔敗〕　岩崎４３試合３勝４敗１６Ｓ

（本）　佐藤輝９号②（ヤフーレ）、山田９号③（才木）