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田中将大&ライデル獲得の真相 巨人、12球団トップの防御率もあえて投手補強 阿部監督の強い要望も…どうする得点力強化

zakzak by夕刊フジ / 2024年12月17日 11時37分

ライデル・マルティネス(夕刊フジ)

巨人が大攻勢に打って出た。楽天を自由契約になった田中将大投手(36)の獲得が決定的であることが判明。田中加入となれば話題性は絶大で、復活を果たせば大きなインパクトになる。さらに16日には、中日を自由契約になったライデル・マルティネス投手(28)と契約合意を発表。打線の強化も課題だが、あえて今季12球団トップの防御率(2・49)を誇る投手陣をさらにレベルアップする補強策に舵を切った。=金額は推定

巨人は田中が11月24日に楽天退団を発表した直後は獲得に否定的だったが、3週間で状況は大きく変わった。

今オフのFA戦線で交渉した阪神・大山悠輔内野手(29)は残留。そしてメジャーリーグ移籍を目指す菅野智之投手(35)の穴を埋めるべく大型契約を提示したソフトバンクからFAの石川柊太投手(32)はロッテ入り。FA連敗中のチームは阿部慎之助監督(45)の強い要望で一転、日米通算197勝右腕の獲得を再検討することになった。

巨人ナインは16日、優勝旅行先の米ハワイから成田空港に帰国。フライト中にライデル・マルティネスの獲得も発表され、チームは激変した。

小、中学校の同級生で自身が投手、田中が捕手でバッテリーを組んでいた坂本勇人内野手は「まだ決定してないでしょう? 決まったら話します」と慎重な言い回しだが、獲得を要望する阿部監督の視線は熱い。田中について「菅野が抜けて、投手陣のリーダーがいなくなる。田中は実績も十分にあるしそういう点でも必要」。今季15勝を挙げた35歳の菅野に代わって200勝を目前とした36歳にチームの先頭に立ってもらいたい考えだ。

リーグ連覇と13年ぶりの日本一奪回に向けて手つかずは許されない。補強ポイントは打線との見方もある中、ブルペンのさらなる強化と、実績抜群とはいえ復活は未知数の大ベテランというなりふり構わぬ補強に走ったのが今オフの盟主の姿だ。

今季1試合のみの登板にとどまった田中に関しても桑田真澄2軍監督が「まだまだできる」と復活に太鼓判を押すなど、再起を予見する声は球団内に強い。今季、菅野を再生した久保康生巡回投手コーチと桑田2軍監督の強力タッグが控え、1軍の杉内俊哉、内海哲也両投手コーチは第2回WBCのチームメートであることも田中には心強い。

クライマックスシリーズ敗退につながった得点力強化のめどはつかないまま敢行した異形の補強は連覇の支えとなるか。 (片岡将)

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