ぴいぷる 歌手・角川博 だまされ続けて49年…「皆さんが聴きたい歌を歌うだけです」 70枚目、最新シングル『恋泣きすずめ』リリース
zakzak by夕刊フジ / 2024年9月13日 11時0分
そんな歌の境地にたどりつくには、あるきっかけがあった。
「もう少し下手に歌えばいいんですよ。そうするとうまさが隠れて、逆にこの人、うまかったんだなって思われる。僕、誰かに言われたことあるんですよ。もう少しは下手に歌えよって。で、気づいたの。うまいって言われるのって、大体が抑揚のつけ方なんです。感情を入れすぎなんです。こぶしも抑揚も、1曲の中に1回ぐらいでいいぐらい。下手に歌うって言うと語弊があるけどね」
来年はいよいよ50周年の節目の年を迎える。その意気込みを聞くと、「まだ49年に入ったばっかりですから、あまり50年のアピールをしてもしようがないし、50周年って言っても、1年1年の積み重ねですから、48年目も49年目も大事なわけですよ。49年があるから50年もあるわけで。それはそれで、過ぎていけばいいかなと思っているんですね」とにべもない。
そしてその先はどのように見ているのだろう。
「考えてないですね。行き当たりばったりですから。いただいた曲を、いかに歌っていくかが歌い手の仕事。僕の好き嫌いは言わないで、皆さんが聴きたい歌を歌うだけです。そっちのほうがいいでしょう」
シニカルなようでいて、やっぱりサービス精神に満ちているのだ。
(ペン・福田哲士 カメラ・安元雄太)
70枚目、最新シングル『恋泣きすずめ』リリース
■角川博(かどかわ・ひろし) 歌手。1953年12月25日生まれ、71歳。広島県出身。76年4月、「涙ぐらし」でデビュー。第18回日本レコード大賞新人賞や第9回日本有線大賞新人賞などを受賞。78年には「許してください」でNHK紅白歌合戦に初出場した。70枚目のシングル「恋泣きすずめ」をリリースした。
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