1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

「球進一歩」阪神・藤川球児監督が新たな座右の銘披露 「野球の道を一歩ずつ」監督として大事なことは「準備」新春インタビュー前編

zakzak by夕刊フジ / 2025年1月6日 15時0分

藤川新監督は岡田前監督(右)からタクトとともに座右の銘も引き継ぐ(夕刊フジ)

新春インタビュー(前編)

今季から阪神を率いる藤川球児新監督(44)が夕刊フジの新春インタビューに応じた。現役時代は「火の玉守護神」として日米通算245セーブなど数々の実績を誇るが、指導者経験ゼロからの初陣。全2回の前編では、選手との接し方など指揮官としての所信を語り、新たな「座右の銘」も公開した。 (岩﨑正範)

――監督として初めて迎えた正月はどう過ごしたか

「昔から家族でお年玉パーティーをやるぐらいかな。あとは『人生ゲーム』とか…。ウチはアメリカ、ハワイと海外で過ごすことも多かったんですが、ある年齢からはこっち(日本)で皆で正月を過ごしている。クリスマスぐらいからのんびりしてましたよ」

――昨年の就任会見では「チームの理想像はまだ見えない」と話していたが、今はどうか

「理想は理想ですけど、まずは国内フリーエージェント(FA)を宣言した大山らが(残留で)落ち着いたというのが大きい。計算できるというか、チーム作りは滞ることなくできると思う」

――昨年の秋季練習やキャンプでは選手との対話を心がけていた。今春キャンプも続けるのか

「今は皆がまだ港にいる状態。シーズンが始まってしまえば僕も含めて皆がバッと出航します。僕が采配を振るうことになりますけど、シーズン中はほとんど会話することはなくなるかも…。勝負が始まりますから。今はそのためのコミュニケーションだと思っている」

――自身の発言の影響力は意識するか

「選手とは監督として直接対話しますけど、メディアを通すときはやっぱり前向きな話を、と心掛けないといけない。(選手に)携わるファンも関係者もたくさんおられるから。シーズンに入れば今度は、選手を守る意味で厳しく叱咤することも非常に大事だと」

――叱るときは叱る

「選手は大人だから叱られる理由は1ミリもないとは思ってます。ただ、プロなんで誰かに責任はいくし、そこは僕も分かっているけど、その選手が(批判の)ターゲットになるのは反対です」

――監督として最も大事なことは

「監督という言葉通りの意味では試合に出るまでの準備が大切。選手が動きやすいように、ベンチから離れていても意思の疎通が図れて、パンパンパンと全部いくようにすること。結局自分はタクトを振るう…ということで、(勝負に入れば)コミュニケーションは本当は必要ないと思う」

――選手時代は「弱気は最大の敵」など座右の銘があったが

「今回、新しく変えました。岡田前監督の座右の銘は村山実さんからの言葉で『球道一筋』。最初はそこからひとつ抜いて『道一筋』でした。そして日本一、リーグ優勝2回になられ、〝球〟の文字を入れて完成されました。僕のほうは『球進一歩』です」

――どういう意味か

「僕は入団会見のときに『村山さんのような投手になりたい』と言って、岡田前監督に育てていただいた。今後、(野球の)道を一歩ずつ進む…という意味です。岡田前監督のように1個(優勝)勝てば、1個(文字)を戻そうかなとも思う。あとは僕の名前が球児なんで。これだったら譲ってもらえるかと(笑)」

――最終的には岡田前監督と同じ「球道一筋」にしたい

「そういうふうに思っていたい。自分としては本当にひとつずつ、一歩ずつと。『一歩』は残しておきたいかな。3つ、4つ勝てばまた新しくなるかもしれませんが…」

――就任1年目が球団創立90周年の節目

「いや、100年に向けて進んでいくということです。100年に向けて一歩ずつという意味で考えている。(節目で)自分がどうこうというのは全くないですよ」 (続く)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください