阪神・岡田監督が前言撤回〝鬼門〟火曜日に連敗ストッパー・才木浩人を投入 難関のエース対決でも救世主の働き見せられるか

才木は先発が雨で流れ、２日後のスライド登板に向けて再調整＝２３日、甲子園球場（夕刊フジ）

今は目先の白星優先…。阪神・岡田彰布監督（６６）が２３日のＤｅＮＡ戦（甲子園）の雨天中止を受け、先発予定だった両リーグトップ８勝の才木浩人投手（２５）を、カード頭となる火曜の２５日中日戦（倉敷）に回すと明言した。

指揮官は開幕からこれまで大事な火曜の先発を昨季ＭＶＰ右腕の村上に託してきた。直近６試合で０勝４敗と波に乗れない中でも、「（エース対決を避けてローテをずらし）弱いところの相手投手で１つ勝たすというのもあるけど、そんな投手に育てたくはない。エース級の相手にも投げ勝って白星を積み重ねる、そういう投手なんよ」とエースの王道を歩ませる方針できたが、もはやチーム状態を見ても背に腹は代えられないと判断したのだろう。

貧打に苦しむ打線に現状、上積みが期待できないからこその〝前言撤回〟。「（才木が登板を）１回飛ばしたらもったいない。村上は火曜日…と思ってたけど、こういう状況やし、いい投手から６連戦行こうと。チームとしては先に勝っていった方がいいわけやから」。チームの連敗ストッパーを担ってきた〝サンデー才木〟が火曜に持ち場を変え、難関のエース対決でも救世主の働きを見せられるか。　（岩﨑正範）