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井上ヨシマサ ヒットメーカーの仕事術 少年隊・植草克秀とデュエット「カッちゃんは一緒にゴルフにも行く仲」 レオパレス21のCM用に制作、好評で延長に次ぐ延長

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月13日 11時0分

井上ヨシマサ(夕刊フジ)

1990年代、井上ヨシマサはサウンドプロデューサーの立場で作曲からミックスダウンまで関わるようになる。

「最近では自分のスタジオでマスタリング(音楽制作における最終工程で音質や音量を整える作業)までやっています。そうすれば自分が納得できる形で世に出すことができますから」

93年、井上は少年隊にも楽曲を提供する。きっかけは中山美穂に提供した「Rosa」(91年)のカッコよさに、メンバーの植草克秀が注目したことだった。

「打ち合わせで『いつもカッコいい少年隊だけど、今回は派手な衣装を捨てたリアルさで勝負したい』と提案したら、カッちゃん(植草)が『僕は裸で歌うのはイヤだな』と(笑)。すぐにニッキ(錦織一清)が『井上さんは素の部分を表現しようとおっしゃっているんだよ』とフォローしてくれましたが、そうして生まれたのが『EXCUSE』です」

井上の作家活動40周年アルバム「再会 ~Hello Again~」ではその楽曲を植草とデュエットした。

「カッちゃんは同い年で一緒にゴルフにも行く仲。6月に彼のライブでも『EXCUSE』を一緒に歌わせていただいたのですが、ファンの方が温かく迎えてくださったのがうれしかったですね」

一方、〝冬の女王〟の異名をとる広瀬香美も井上と同い年。自ら作詞作曲を手がける彼女とはアレンジャーとして仕事をしてきたが、前述のアルバムでは「GIFT」(2006年)をコラボした。「香美ちゃんとも家族ぐるみの付き合いです。今回は彼女の素晴らしいボーカルの邪魔にならないようにサポートに徹しました」

各アーティストへの提供曲でヒットを重ねてきたが、劇伴やCM音楽でも才能を発揮する。レオパレス21のCM「一人暮らしを応援しようキャンペーン」用に制作した「それぞれの夢」(04年)もその一つだ。

「母親が亡くなって実家を売却し、家族がそれぞれ一人暮らしを始めたときにいただいた話でした。自分で作詞も歌唱も担当したので、当時の思いが込められている作品です」

当初3カ月の予定だったCMは好評で延長に次ぐ延長。郷ひろみや藤原紀香らに歌い継がれて10年以上オンエアされるヒット作となった。 (濱口英樹)

■井上ヨシマサ(いのうえ・よしまさ) 1966年、東京生まれのシンガーソングライター、作編曲家、音楽プロデューサー、大阪芸術大学客員教授。幼い頃からクラシックやジャズを学び、中学時代にテクノバンド「コスミック・インベンション」でプロに。85年から作編曲家としても活躍を始め、2012年、AKB48「真夏のSounds good!」で日本レコード大賞受賞。作家活動40周年を記念した第1弾アルバム「再会 ~Hello Again~」が好評発売中。

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