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石川遼3度目優勝へ〝難攻不落〟富士桜CC攻略の秘策は 毎年コース改修、昨年は集中力切れも 29日開幕「フジサンケイクラシック」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月28日 12時52分

指定練習日に石川は大改造された12番ホールのグリーン周りをチェック=27日、山梨県富士河口湖町の富士桜CC(夕刊フジ)

霊峰富士の麓にある〝難攻〟富士桜カントリー倶楽部を舞台とする、男子ゴルフ「第52回フジサンケイクラシック」(山梨)が29日に開幕する。「トップクラスの難しいコース…」と話したのは石川遼(32)である。今年は12番(480ヤード、パー4)が大改造。砲台の大きなグリーンが大胆な〝2段グリーン〟に変身した。

全長7424ヤードはパー70設定では国内最長。さらに選手の技術を試すかのように毎年コースが改修される。12番の2段グリーンの厄介さに石川がため息をついた。「また生まれ変わって難しくなった。以前はパー5。ちょっと距離を短くしてパー4になったけど、2打目は200ヤード近くなのでやはり難しい」

パー4に変わった一昨年は難易度1位、昨年は2位と選手を悩ませた。そして今年は手前が低く、後方が高い2段グリーンに改修。グリーン左後方には富士山がある。傾斜はきつい。距離だけでなくパッティングの難易度もさらに上がった。

「ただでさえ速いグリーン。ピン位置が下にあって、上からのパットの場合、どれくらいいいパットを打っても2、3メートルはオーバーする。(グリーン)手前の落としどころも狭く、ラフが深い。う~ん、難しいですね」

秘策は?! 「ミスは出る。出たら、それを引きずらない。無理に挽回しようとするとミスが重なる。切り替えることですね」と意外な返答。教訓があった。ラフが深くフェアウエーが狭い、苦手としていた茨城・宍戸CCでの「BMW日本ツアー選手権森ビル杯」で、今年は2位。「自分が成長したと思った。攻めるべきとこ、耐えるべきとこを学んだ。大きな収穫…」。大人の石川がいた。

昨年は集中力切れも「アップデートした姿見せたい」

27日の練習ラウンドではグリーン周りの深いラフから多彩な技術を見せてのアプローチ。グリーンの微妙な傾斜、転がりなどチェック。多彩な技術を披露する。その引き出しの多さが石川を変えた。昨年は優勝争いを演じながら最終日の後半15番(パー4)、自身初の〝5パット〟と落とし穴にはまった。「最初の勝負に行ったバーディーを外し、集中力がキレちゃっただけ。もう全然大丈夫…」と、今は笑い飛ばす余裕さえもあった。

富士桜CCはもともと大好きなコース。今季、2季ぶりのツアー19勝を挙げ、「今はショットの状態もいい。アップデートした姿を見せたい」。2009、10年に連覇した富士桜で、14年ぶり3度目の美酒もありか?! (清水満)

【フジサンケイクラシックチケット情報(二次元コードチケット、公式サイトより)】

▽前売り通し券

8000円(税込、4枚綴り、各日共通)

8月28日(水)午後11時59分まで販売。

▽前売り1日券

29日、30日=2500円(税込)、31日、9月1日=3500円(税込)

来場当日の午前11時59分まで販売予定。

▽当日券は、会場の混雑状況により、当日の午前11時59分まで販売。現金での販売はありません。

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