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なにがあってもゴキゲンちゃん 女一人旅(5)感激の清水屋さん 地粉は別格!水沢うどんだけを目的に伊香保に行っても良いくらい「ゴキゲンランチ」に

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月28日 15時30分

伊香保うどん街道・清水屋 店主と息子さん(夕刊フジ)

うどん街道の清水屋さんにはまって、「まだ食べられる!」と注文を追加。群馬産の地粉のうどんと山椒オイルもいただいて、デザートの焼き栗&ぜんざいまでたどり着きました。

地粉のうどんはまた別格!箸で口に運ぶと香り高く風味が広がり、さらなる喉越しに唸ります。山椒オイルはお醤油が入った、これも香り高いオイル。小鉢のそれにうどんを一本つけていただくと、山椒の香りが地粉の風味を1ランクも2ランクも上げて、癖になる美味しさです。

仕上げの焼き栗はホクホクさの中のほどよい硬さがたまらなく美味しくて。「甘皮も食べられるよ!」と店長さんに教わり、食べたら香ばしさもありました。ぜんざいは中に入っている平たいうどんがすごくマッチ。お餅とは違うさっぱりのうどんが締めのデザートとして最高の役割を果たしています。お腹も心も満たされニコニコ。水沢うどんだけを目的に伊香保に行っても良いくらいゴキゲンランチでした。

ココで改めてお伝えしたいのが清水屋の店長さんがとっても優しかったこと。一人でも家族でもカップルでもみなさんに声をかけていて、「どこから来たの?」「あれ?また来てくれたの?」。地図を持って来てくれて「温泉饅頭を食べるならココがおすすめ!粒あんもココはあるんだよ!」とか食事の時間を豊かなものにしてくれます。

私にも声をかけてくださり、「たんぽぽさんだよね?僕も日大!」。私は東京経済大学なのですが「あら!一緒!」なんて答えたくなるニコニコテンション。「もしかして相方のほうかも」と答えて、「そうかそうか、2人一緒かと思ってた」って。「いえいえ」なんて私も答えて、うどんがとっても美味しくなる。

うどんを作っている息子さんはもともと日本料理店で修業されていたとのこと。「あ~だからきんぴらごぼうも繊細でとっても美味しいんだ!」と気付き、「梅ごぼう」なる小鉢も品があって美味しかった!と判明しました。

店長さんが話し相手になってくださり、お料理も倍・倍美味しくなります。最後に写真も撮らせてもらいニッコリです。バスはあまり走っていないところなのに運が良い事に8分後くらいにあって、後ろ髪をひかれながら清水屋さんとお別れしました。

川村エミコ(かわむら・えみこ) 1979年生まれ。神奈川県出身。東京経済大学卒業。2003年からピン芸人として活動し、08年10月に白鳥久美子とお笑いコンビの「たんぽぽ」を結成。10年にフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」の新レギュラーに。現在は日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」などで活躍するほか、自身のYouTube『おかっぱちゃんねる』も話題。「こけし」集めの趣味や、温泉ソムリエアンバサダー、夜景鑑賞士の資格も持つ。23年から三浦市の〝みうら観光大使〟に就任。初の書き下ろし楽曲「優しさモンスター」配信中。

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