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「安倍の敵」「対中融和」石破首相、トランプ氏と「1分も会えない衝撃」の面会断念 大丈夫か日米同盟 習主席からは〝秋波〟も

zakzak by夕刊フジ / 2024年11月18日 11時52分

自民党の小野寺五典政調会長は「トランプ氏はもっと話したかったようだが、会合(パーティー)を中座して出てきてくれていた。石破首相が配慮して早めに戻ってもらった」とテレビ番組で明かしたが、自民党内からは「伝えることは山ほどあったはずだ」「スケジュールがパーティーの合間しかとれなかったのか」と批判の声もあがる。

麻生太郎元首相が4月に訪米して会談した際は、トランプ氏は「シンゾー(安倍元首相)を通して知っている」と歓待し、ニューヨークのトランプタワー内で約1時間会談した。2人は通訳なしで英語で語り合い、「日米関係の揺るがぬ重要性」などを確認している。

「アジアの安全保障問題は任せて欲しい」石破首相は気概を見せるしかない渡瀬裕哉氏

日米関係筋は「石破首相は本人を含めて、トランプ氏との接点が皆無だった。トランプ氏が再選する可能性は十分あっただけに、『外交手腕』『危機管理』が問われる事態だ。今回、トランプ氏が面会を断ってきたのも、低支持率にあえぐ石破政権の現状を見て、『早期面会の必要性がない』と判断した可能性がある」と指摘する。

トランプ氏と、安倍、麻生両氏との関係を分析する見方もある。

自民党中堅議員は「トランプ氏や側近は、石破首相が長年、安倍政権や麻生政権を批判し続けた経緯を知っているはずだ。安倍氏は公然と石破首相に反論していた。安倍、麻生両氏と親密なトランプ氏だけに、面識のない石破首相への印象は良好とは言えないだろう」と指摘する。

こうしたなか、石破首相は15日午後、習氏と初めて面会し、「戦略的互恵関係」の推進や、「建設的かつ安定的な関係」の構築を確認した。

トランプ次期政権は、中国への圧力を強める可能性が指摘されている。一方、習氏は日本との「融和」を図るとの観測があり、石破首相も中国へ傾斜する懸念が指摘されている。石破外交はどこへ向かうのか。

早稲田大学公共政策研究所招聘研究員の渡瀬裕哉氏は「トランプ氏は対中戦略を最優先事項と考えており、日本は眼中にないと考えられる。米中関係は今後、悪化の一途をたどるため、日米関係が悪化することはないと考えられるが、石破首相も、各国首脳の1人としてしか捉えていないのではないか。安倍氏とトランプ氏の関係は特殊で比較できないが、もし石破首相がトランプ氏の気を引こうと望むのであれば、台湾問題含めアジアの安全保障問題は『日本に任せてほしい』との気概を見せるしかない。日本側が安定政権であることも重要な要素ではないか」と分析した。

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