1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

ぴいぷる 声優・井上和彦 50年かけ培った〝本物〟の凄み「100%その役の気持ちで」いくつになっても変わらない演技への思い

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月31日 6時30分

演技の中で〝本物〟であり続ける方法。そのひとつが、生身を使った演技に、イメージをプラスするということだ。

「声の仕事の現場はマイクしかないので、たとえばシーンが応接室で座っているとしたら、椅子をイメージして、座ったときの背中に当たる革の感じまでも全部イメージしていないといけない。自分の周囲360度、頭の中で景色を作っているんですよ」

そのために見る景色、聴く音、嗅ぐ匂い、そんなものすべてを頭の中に刻み込んでいる。

その後「サイボーグ009」の島村ジョーなどを演じたことで、アイドル声優のはしりとしても活躍してきた。

関智一との「二人芝居」

そんな中、デビュー50周年を記念して、8月23~25日に東京・銀座の博品館劇場で、声優仲間の関智一との二人芝居「エニグマ変奏曲」を上演することになった。

「関くんとご飯を食べていて、デビュー50周年に何しようか、相談したんですよ。一人芝居とかどうかなみたいに…。すると、関くんが、ふたり芝居やりましょう。一緒にやりましょうって。そこからはトントン拍子に話が進んで。博品館って、僕がファーストライブをやった場所なんですよ。僕にとっては、本当に幸せな空間でお芝居ができるので、皆さんと一緒に、お芝居という空間を味わいたいなと思っております」

この50年で培ってきた〝本物〟とは何か。ぜひ、舞台で見届けてほしい。

(ペン 福田哲士/カメラ 酒巻俊介/レイアウト 河本 亮)

あすは俳優の佐々木蔵之介さんです

■井上和彦(いのうえ・かずひこ) 声優、ナレーター。1954年3月26日生まれ、70歳。横浜市出身。73年の「マジンガーZ」の兵士役でデビュー以来、「超合体魔術ロボ ギンガイザー」の白金ゴロー、「キャンディ♡キャンディ」のアンソニー、「サイボーグ009」の島村ジョー、「美味しんぼ」の山岡士郎など数多くのアニメ作品に出演。洋画ではマッツ・ミケルセンや「NCIS」のマーク・ハーモンの吹き替えを担当している。また、舞台・映像作品にも出演しており、その活動は多岐にわたる。初の自伝「風まかせ 声優・井上和彦の仕事と生き方」(宝島社)が発売中。

「井上和彦50周年記念公演 Kazz’S『エニグマ変奏曲』」は8月23~25日、東京・銀座の博品館劇場で開催(5公演)。トークゲストには三ツ矢雄二と日高のり子(24日午後2時公演)や置鮎龍太郎(24日午後7時公演)らを予定している。問い合わせは東京音協(https://t-onkyo.co.jp/)まで。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください