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都知事選最終盤 激しく追い上げる石丸伸二氏VS蓮舫氏で〝つぶし合い〟 「静観」小池百合子氏が漁夫の利か

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月5日 11時53分

石丸氏は、1回約15分の街頭演説を1日10カ所前後で続け、ユーチューブでも街頭演説などの動画を投稿した。石丸氏が登場するライブ配信も告示後は数日おきだったが、終盤には連日開催した。

「まだ支持を決めかねている層が195万人程度いると見込んでいる。人海戦術で最終日(6日)に携帯電話への電話かけを実施できれば」と陣営関係者は意気込む。

角谷氏は「ユーチューブのイメージを損なわない物腰を選挙戦でも続け、政治家やメディアなど、ダメなものを明確に言う『石丸スタイル』を貫いたのも魅力の一つだ。街頭演説とネットの相乗効果で、演説の内容よりも、絶えず街頭活動をやっているというイメージがついたのではないか」とみる。

■投票率次第で結果大きく変化

今回の選挙戦について、ベテラン選挙アナリストはこんな見方を示す。

「蓮舫氏が小池氏に勝つには、自民党支持の保守層と無党派層の票を獲得する必要がある。そのためには選挙に行くシニア層、中でも女性層の獲得は必須だったが、攻撃的な演説や物言いが〝上から目線〟に映ったのではないか。政策も若者に軸を置きすぎて、高齢者や女性は取り残された感を生んだ。共産党色が強すぎるのも戦略ミスだった。石丸氏も勢いはあるがやはり基礎票がないのがネックだ。蓮舫氏と石丸氏のつぶし合いで、漁夫の利を得たのは小池氏という展開だった」

都選挙管理委員会によると、6月21日~30日の期日前投票者数は55万7475人で、前回20年の同時期より7万2811人増えており、有権者の関心の高さを示している。

コロナ禍で行われた前回の投票率は55・00%だった。無党派層の動向によって、投票率や結果が大きく変わるのが東京の選挙だ。

角谷氏は「東京は新顔を受け入れる土壌がある。投票率が上がれば、小池氏よりは蓮舫氏と石丸氏に流れるのではないか」と語った。

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