〝罵倒ギャル〟みりちゃむの異才ぶり 朝ドラ「おむすび」で意外な演技力 かつて「口げんか最強女子オーディション」で注目

9月30日からスタートしたNHK連続テレビ小説「おむすび」で異彩を放っているのが、モデルでタレントのみりちゃむ（大木美里亜、22）だ。演技歴はまだ浅いながらも、橋本環奈（25）の演じるヒロイン結をギャルに誘うという重要な役回りを好演しているのだ。彼女を初めて見るという人も多いのでは。

「おむすび」は、初回の世帯平均視聴率が16・8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）で、前作「虎に翼」の初回16・4％を上回る好スタートを切った。

そんな中、みりちゃむ演じる瑠梨は初回のラストシーンからさっそく登場。第2話では、結を「ハギャレン（博多ギャル連合）」の総代に勧誘するシーンが流れた。「がっつりギャルのいでたちでせりふも多かったのですが、自然な演技を見せており、好感が持てましたね」とテレビ誌編集者は話す。

「おむすび」もオーディションを勝ち抜いてのキャスティングだが、実は演技力が注目される存在なのだ。ギャル系雑誌のモデルだった彼女が最初に注目されたのは、元テレビ東京の佐久間宣行氏のユーチューブ番組「NOBROCK　TV」だった。

「最初は口げんか最強女子オーディションに登場したのですが、佐久間さんすら言い負かすほどのクレバーぶりで注目されたのです。その後、お笑いコンビ、錦鯉の渡辺隆さんを罵倒する〝罵倒キャバクラ〟などの企画に出演するようになり、機転の利いた罵倒ぶりと垣間見える優しさ、そして演技を終えた後の礼儀正しい立ち回りというギャップで一気に人気が出ました」と先のテレビ誌編集者。

自身のユーチューブでは保護猫活動をしている様子も投稿しているみりちゃむだが、今後の活動が期待される。