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ハリス氏が嫌われる理由 バイデン大統領の後継も「政策能力が怪しい」「白人労働者の支持得られるか…」ただ〝確トラ〟にはまだ早い

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月24日 15時16分

早稲田大学公共政策研究所招聘研究員の渡瀬裕哉氏は「当初は女性でリベラルで黒人という『ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)』の観点から起用が評価されたが、それ以外の強みに乏しかった。副大統領として取り組んだ南部国境の不法移民問題は、受け入れを肯定する党内左派に従えば解決につながらず、党内を考慮すれば厳格な国境管理ができないことから成果を挙げられず、人気が凋落(ちょうらく)した。若く、討論力はあるが、上院議員などの政治的経験も短い」と分析する。

リアル・クリア・ポリティクスが集計した世論調査(7月5日~23日)の平均によると、ハリス氏の支持率は45・9%で、トランプ氏の47・5%を下回っている。一方、ロイター通信は23日、ハリス氏の全米での支持率は44%で、トランプ氏を2ポイントリードしたと報じた。

前出の前嶋氏は「バイデン氏が〝弱い候補者〟だったためにトランプ氏が強く見えた面もある。16年の大統領選ではヒラリー・クリントン氏がトランプ氏を7ポイント程度リードしていたが結果は覆った。『確トラ』はまだ早く、ハリス氏の勝機はある」と語る。

ただ、大統領選は全米での支持率ではなく、激戦州での勝敗に大きく左右される。

渡瀬氏は「ハリス氏はリベラル色が強いカリフォルニア州出身で、風土も異なる中西部の工業地帯『ラストベルト』に多い白人労働者の支持を得られるかも課題だ。全米の世論調査では接戦かもしれないが、各州ごとに選ばれる選挙人の制度では、トランプ氏がラストベルトを含む接戦州で有利だ。ハリス氏は苦しい戦いを強いられるのではないか」と述べた。

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