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高橋藍「イタリアとの差はそんなにはない。超えるリーグにできる」 バレーボール、ブーム復活の勝算 新リーグ「SVリーグ」開幕

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月1日 13時31分

新リーグの会見で笑顔を見せる高橋(夕刊フジ)

今月スタートするバレーボールの国内新リーグ「大同生命SVリーグ」の開幕記者会見が30日、東京都内で行われた。男子の開幕戦(11日、東京体育館)ではパリ五輪ベスト8の主力の高橋藍(らん、23)=サントリー=と、西田有志(24)=大阪B=が激突する。観戦チケットは発売日当日にわずか1時間で完売。特に高橋はインスタグラムのフォロワー数300万人に迫る圧倒的な人気を誇り、バレーブーム復活のキーマンだ。開幕戦はフジテレビ系で地上波生中継(午後6時50分~午後8時54分)される。 (久保武司)

「開幕戦からいいものをお見せしたい。正直、イタリアとの差はそんなにはない。超えるリーグにできる」

世界最高峰リーグとされるイタリア・セリエAで3季プレーし、昨季は、日本人2人目のイタリアリーグ決勝を経験した。今季から国内リーグへ初見参。日本バレーボール界の命運を握る〝藍フィーバー〟が盛り上がりをみせている。

「新しい挑戦をしたい。僕は攻撃も守備もできますから」と女性ファンが腰砕けになるキラキラの笑顔を振りまいた。その人気は世界レベルで、インスタのフォロワー数もパリ五輪の期間中に50万人以上増加して右肩上がり。現在約278万人を誇っており、「早く300万人にのせたい」と意欲満々だ。

男子バレーの潜在的な人気は高い。パリ五輪では平均世帯視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)では、敗退したものの準々決勝のイタリア戦が23・1%と全競技中で最高を記録した。視聴率3位にも1次リーグのアルゼンチン戦が17・9%で入った。金メダルも期待された男子バレーだけに、思い通りの結果ではなかったが、ファンは確実に増えたといえる。

SVリーグの担当者は、「開幕戦でバレーボールを見たことがない方に、できるだけ多く視聴してもらえる環境を整えたかった」と開幕戦を地上波での完全生中継を計画した。複数の民放局での争奪戦の末に、フジテレビがバレーボールの国内リーグでは異例となる地上波ゴールデンタイムでの生放送を決めた。延長になった場合でもBSで完全生中継する。

開幕戦の東京体育館のチケットは8万円を超える席もあるが、「値段が高いものから完売の状態が続いた」とSVリーグは嬉しい悲鳴を上げている。

昭和の時代から、日本のバレーボールは、野球、サッカーに引けをとらない人気競技だった。ポイントの応酬やスリリングな競り合いはテレビ向きの競技でもある。SVリーグのチェアマンにはサッカーJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏(87)の「右腕」だった大河正明氏(66)が就任し、改めてバレーブームの火付け役を務める。

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