風邪・ウイルス予防に口や喉の乾燥は大敵 ガムを噛めば唾液の分泌量が増加、免疫物質も2・5倍に ストレス軽減の効果も
zakzak by夕刊フジ / 2025年1月24日 11時0分
寒さが一段と厳しくなるこの時期は、風邪やインフルエンザなどのウイルスに感染しやすくなるので気をつけたいもの。口が乾くと風邪をひきやすくなるというのはよく耳にするが、唾液をたくさん出すようにして、口やのどを潤しておくことが予防のための重要なポイントになるようだ。
「唾液には、免疫グロブリンA(IgA)と呼ばれる免疫物質が含まれています。このIgAは、私たちの身体の免疫の最初の砦ともいわれています。口の中に花粉やウイルス、細菌などが入ってきたときにそれをキャッチして胃の中に落とし、細胞の中に入るのを阻止する働きをしているのです」とは、ロッテ中央研究所の松井美咲さん。
「私が携わった研究では、ガムを噛むと唾液の分泌量が増え、それに伴ってガム咀嚼5分間での免疫物質IgAの分泌量もおよそ2・5倍に増加。味が薄まっても噛み続けることで、何も噛まない状態と比べて唾液の分泌が高く維持されることもわかっています」
毎日ガムを噛むようにすれば、唾液中のIgA濃度が高まることが期待できるそうだ。
「2週間継続的にガムを噛んでもらった研究では、唾液中のIgA濃度が増加することが明らかになっています。ガムを噛むことでストレスが軽減され、自律神経も整う結果も得られているので、それが免疫物質の濃度の増加につながったと考えられます」
ストレス軽減の研究に関しては、大手百貨店の従業員に1日4回、6週間ガムを噛んでもらった結果、噛まなかった従業員と比べて心の落ち込みが改善され、ストレスが軽減されることが確認できたそうだ。また、自律神経が整うのは、ガムを噛むことで「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌が高まることも一つの要因としてあげられる。
「セロトニンは神経伝達物質をコントロールして、精神を安定させる働きをします。20分間ガムを噛むと血中セロトニンの量が増加し、咀嚼30分後でも維持されるという研究データがあるのです」
ガムを噛んで唾液や免疫物質をたくさん出して健康を心がけたいものだ。
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