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〝強すぎ〟森保ジャパンにピッチ外の不安要素 W杯最終予選、7発大勝スタートも…空席目立つ客席、アウェー戦のTV中継なし

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月6日 11時53分

久保(右)、伊東らが揃い踏みし文句なしの快勝も、スタンド上段は空席もあった=5日、埼玉スタジアム(夕刊フジ)

2026年W杯北中米大会のアジア最終予選(5日、埼玉スタジアム)で、日本は中国にW杯最終予選最多得点となる7―0で大勝。腰痛から復帰した三笘薫(27)=ブライトン=が7カ月ぶりの代表ゴールを決めれば、性加害問題が不起訴となり復帰した伊東純也(31)=スタッド・ランス=も1ゴール2アシストと存在感をみせつけた。お祭り騒ぎの初戦となった一方で、スタンドは満員とならずに、次戦のバーレーン戦(日本時間11日未明)などアウェー全戦でテレビ中継が決まっていない。強すぎる森保ジャパンにはピッチ外での不安が満載だ。 (久保武司)

かつてプラチナチケット

圧巻のゴールラッシュだった。ロシア、カタールの2大会続けて最終予選初戦はホームで敗れている日本が、この日は7発。前半12分、所属クラブで出場機会が激減している主将の遠藤航(31)=リバプール=が久保建英(23)=レアルソシエダード=の左CKを完璧なヘディングで決めるセットプレーを皮切りに、三笘が続き、南野拓実(29)=モナコ=が2ゴール、さらに伊東の1ゴール2アシストなど、役者の揃い踏みで文句なしのスタートを切った。

戦力の充実した森保ジャパンは中国を寄せ付けなかったが、逆に「勝って当たり前」という強さは、ファンの最終予選への関心をそぐ懸念があるほどだ。W杯アジア最終予選といえばプラチナチケットだったものが、この日はオンラインによる当日売りを実施。後半が始まる午後8時40分まで販売したものの最後まで満員にならず、観衆は5万2398人にとどまった。

日本サッカー協会(JFA)が「代表の聖地」として定めている埼玉スタジアムの最大収容人員は6万3700人。JFA会長として最終予選初戦となった宮本恒靖会長(47)は、「いい盛り上がりをみせてくれた。たくさんのゴールを見せられて、よりたくさんの人に入ってもらえると思う」と今後に期待した。しかし、今大会から出場国は32から48カ国に増加したこともあり、以前ほど最終予選のドキドキ感もない。

日本の次戦はアウェー初戦となるバーレーン戦。10月にはサウジアラビア(アウェー)、オーストラリア(埼玉スタジアム)と対戦する。さらにアウェーで開催される11月のインドネシア、中国と続くが、格下相手の最終予選はとても魅力あるカードとは言い難い。

アウェー戦TV中継なし

今回の最終予選もアウェー戦は地上波ばかりかBS、CSでもテレビ中継がなく、有料のDAZN独占配信のみ。「JFAとしては何も対策をしていないわけではない」と宮本会長は苦渋の表情で続けたが、アウェー戦は多くのファンが視聴できる地上波テレビ中継は望めそうもない。

「日本国民のみなさんと〝共闘〟したい」と森保一監督(56)の言葉が、大勝にも関らず悲痛な訴えにも聞こえた。

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