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バズる関西トレンド 梅田のど真ん中に子供も大人もくつろげる巨大公園「グラングリーン大阪」 吉村大阪府知事「100年愛される街作りをしていきたい」

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月4日 15時30分

大阪・梅田に貴重なオアシスが爆誕!(夕刊フジ)

大阪市は1人当たり公園面積が47都道府県中で最下位。それゆえに大阪には緑が少ないと長年言われてきた。東京には大きな武家屋敷が多く、それが公園になった一方、大阪は古くから商人の町で商家が多かったからというのが、大阪に緑が少ない理由のようだ。

そんなマイナスイメージを覆すような巨大な公園が、大阪梅田のど真ん中に誕生した。9月6日、先行街開きした「グラングリーン大阪」があるのは、JR大阪駅のすぐ北側。敷地面積約9万1000平方メートルのうち、約半分が都市公園「うめきた公園」だ。建物の緑化部分を合わせると約8万平方メートルもの緑の空間が駅前に広がっている。

街開きイベントで吉村洋文大阪府知事も「都市のど真ん中に本物の緑が誕生した。ここから新しい経済と産業と価値が生まれる。新たな梅田の顔を拠点に大阪を成長させ、100年愛される街作りをしていきたい」と話した。

旧梅田貨物駅跡が「うめきた」としてプロジェクトがスタートしたのが約20年前。13年にグランフロント大阪が開業し、うめきた2期のまち作りが始まった。当初はサッカースタジアム構想も浮上したが、「これからの不動産開発ではみどりの公園が重要になる」(三菱地所の神林祐一氏)との考えから、官民連携による公園整備の方針が決定。景観デザインはアメリカに拠点を置く「GGN」、公園のシンボルでもある大屋根はプリツカー賞などを受賞した「SANAA」が担当、大阪出身の安藤忠雄氏も中核機能施設の設計監修をするなど世界的な建築設計デザイナーらが参加した。

グラングリーン大阪は、都市公園を中心にホテルと住居、商業施設、イノベーション機能からなり、今秋は全体の4割が街開きした。スーパーラグジュアリーホテルや温泉が入る南館は25年春、北公園を含む全面街開きは27年の予定だ。

北館には、ライフスタイルホテル「キャノピーbyヒルトン大阪梅田」やイノベーション創出拠点「ジャムベース」のほか、低層階にはアウトドアの「パタゴニア」、植物専門店「キープグリーン」など、事業コンセプトに合ったテナントが入る。ホームセンターのコーナンが手がける新業態のガーデンズでは、常時約600種類もの植物から選べ、アクアリウムも充実している。オープニングでは、植物好きな女優の山本美月さんを招いたトークイベントも開催された。

大阪万博開催まで半年。グリーンの街へと変貌した梅田西エリアでは今夏、大型商業施設が相次ぎオープンし、賑わいを見せている。多様で自由な気風を持つ街、大阪が世界から注目されるのはまさにこれからだ。 (フリーライター・橋長初代)

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