近藤真彦〝完全復活〟の兆し うまいタイミングで古巣を離れ災難回避 テレビ露出は減るも…コンサートなど活動は順風満帆

当然のことではあるが、旧ジャニーズ事務所が性加害問題によるダメージを引きずる中、かつての〝長男坊〟こと歌手の近藤真彦（６０）が完全復活の兆しを見せている。

近藤は６０歳の誕生日を迎えた７月１９日、東京・日本武道館で「Ｔｈａｎｋ　ｙｏｕ　ｖｅｒｙマッチ　６０ｔｈ　Ａｎｎｉｖｅｒｓａｒｙ」を開催した。約１万人のファンが集まる中、「ハイティーン・ブギ」や「スニーカーぶる～す」、「ギンギラギンにさりげなく」、「愚か者」など全２８曲を熱唱した。

「たのきんトリオ」の盟友である野村義男（５９）とのコラボもあり、客席には川﨑麻世（６１）や「少年隊」の植草克秀（５８）らの姿もあった。

近藤は２０２０年１１月に２５歳年下の女性経営者との不倫を「週刊文春」に報じられたことから、２１年４月に事務所を退所した。その後、事務所は性加害問題で未曾有の危機的状況に陥った。民放テレビ局の情報番組スタッフは語る。

「近藤さんの退所で、結果的に当時所属タレントで現役最年長となった東山紀之さんが新社長に就任し、芸能活動から身を引きました。そして、昨年９月には謝罪会見で批判の矢面に立ちました」

一方、近藤はテレビ露出こそ減ったものの、コンサートやディナーショーなど活動は順風満帆。昨春には元Ｆ１ドライバーの中嶋悟氏（７１）の後を受けて、全日本スーパーフォーミュラ選手権の運営で知られる「日本レースプロモーション（ＪＲＰ）」の取締役会長の要職に就任した。

「長年レーサーやレーシングチームの監督などを務めてきた近藤さんですが、もし旧事務所に残っていたら、ＪＲＰの会長就任もあったかどうか…。結果論ですが、うまいタイミングで古巣を離れ、災難を免れたと言えなくもない」（先の情報番組スタッフ）

最近では、６月に「うたコン」（ＮＨＫ）や「テレ東ミュージックフェス２０２４夏～昭和の常識は…令和の非常識！ヤバい昭和の超名曲ｖｓ令和ヒット曲１００連発～」（テレビ東京系）、７月に「ぽかぽか」（フジテレビ系）、８月には「あの頃テレビは熱かった！堺正章の昭和スタア同窓会」（ＢＳ日テレ）に出演。

さらに「日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会」による聴力検査の重要性を訴えるＡＣジャパンのＣＭなどテレビでの露出も増えているのだ。

還暦を迎えて存在感を増す近藤の今後の動向が注目される。