SPORTS BAR 竹田麗央の〝敗れてなお強し〟を感じた言葉 獲得賞金額、25試合での2億円超えはツアー史上最速 年間最多10勝の記録も視野
zakzak by夕刊フジ / 2024年10月9日 15時30分
先週に続いて竹田麗央(21)を書く。前週の女子ゴルフ「スタンレーレディスホンダ」(静岡)では2003年度生まれ〝ダイヤモンド世代〟の佐藤心結(みゆ、21)が初優勝。竹田は4位に終わったが、ホールアウト後の第一声に驚いた。「朝から優勝しか狙っていなかった」。初めて口にした強気の言葉、いつもの控えめさは影を潜め、勝利への執念がそこに見えた。
首位に4打差で迎えた最終日、後続がまだプレーに入る前、3番から3連続でバーディーを奪うなど7ホールを終えて11アンダー。8番グリーン横にあるスコアボードの一番上に「-11竹田麗央 -11河本結」の速報。「お~ぅ、すげぇな、竹田は…」というギャラリーのどよめき声が、そこかしこから聞こえた。
8番(パー5)で竹田を待った。しかし痛恨のミス。1打目を右に曲げた。ピンまで190ヤード。芝がなく地面が露出したライ。4Uで打った2打目は木に当たって池ポチャ。1打罰で打った4打目はグリーン奥のバンカーへ。そして寄らず入らずのダブルボギー。「初日も同じような所から打ってうまくいった(結果はパー)。攻めた結果なので」と流した。
後半も3つ伸ばして12アンダーの4位。悔やんだのは8番のミスではなく、16番からの3ホールで「バーディーを取れなかったのが残念」と。「キング・オブ・プロ」と呼ばれたウォルター・ヘーゲンの名言がある。「ベストを尽くして打て。その結果が良ければよし、悪ければ忘れろ」。竹田の心境は、すでにそこにある。
今季3度目の2週連続優勝はならなかったが、4位の賞金720万円を加えて今季の獲得賞金額は2億119万1850円。25試合での2億円超えはツアー史上最速である。残りは7戦、年間獲得賞金の史上最高額は15年のイ・ボミの2億3049万7057円。さらにもっか7勝の竹田の先には、03年に不動裕理がマークした年間最多10勝の記録も視野に入る。来年の米ツアーを夢見るだけに記録挑戦は今年限り?!
「いつのまにか竹田さんが上位にいる。他のゴルファーにはプレッシャーです。『きっと彼女はやってくる』とね。今やそういう存在」とは女子プロ協会関係者。確かに今の竹田は〝敗れてなお強し〟感いっぱいです。 (産経新聞特別記者・清水満)
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