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ぴいぷる バイオリニスト・石田泰尚〝唯我独奏〟異彩を放つ異色のカリスマ 刈り込み&バリアート〝組長〟が弦楽アンサンブルの未来を切り開く

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月17日 6時30分

2014年に結成。メンバーは全国で活躍するオーケストラ奏者を中心に約60人。結成時はオール男性だったが、現在は女性奏者も加わり、公演ごとに〝組員〟を招集して一期一会で音楽を奏でる。

「固定することは考えず、自分のイメージに合わせメンバーを呼ぶ。それが石田組の強さであり、良さなのだと思う」

楽曲はバロック音楽から映画音楽やタンゴ、プログレッシブロック、果ては演歌まで。クラシック畑の演奏家が、おのおののスタイルをぶつけ合いながら織りなす演奏と、黒を基調にした独特なファッションで人気を集める。

〝ロック〟も演奏〝石〟田組

「クラシックは敷居が高いと思っている方たちにも届くようにレッド・ツェッペリンの『天国の階段』も演奏。興味本位でいいから来ていただければという思いで始めたんですが、公演数は年々増えて全国を回れることがうれしい。10年続けられたことに感激しています」

10年目という節目のこの春。「石田組」の4枚目のアルバム「2024・春」(ユニバーサル)をリリース。幅広い楽曲を柔と剛、臨場感あふれる演奏で全9曲を収録。

「1曲目、布袋寅泰さん作曲の『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY』は、昨年の大みそか公演で初披露した曲。石田組らしさが表現できました」

記念の全国ツアーも展開中で念願の日本武道館の公演も決まった。

「最初の目標だったサントリーホールでの演奏が達成できて、次に浮かんだのが武道館でした。言霊となって実現した武道館はゴールではなく通過点。成功させないとヤバい」

唯一無二の存在感で弦楽アンサンブルの未来を切り開く。

■石田泰尚(いしだ・やすなお) バイオリニスト。1973年2月19日生まれ、51歳。神奈川県出身。91年、国立音楽大学に入学し、95年に首席で卒業。新星日本交響楽団コンサートマスターを経て、2001年、神奈川フィルハーモニー交響楽団ソロ・コンサートマスターに就任。現在は首席ソロ・コンサートマスター。20年から京都市交響楽団特別客員コンサートマスターも務める。弦楽四重奏団「YAMATO String Quartet」や弦楽アンサンブル「石田組」など様々なユニットで独特の輝きをみせる。

兵庫から始まった「石田組 結成10周年ツアー」は12月21日まで。以降で主な公演は7月30日=新潟、8月3日=福井、4日=愛知、12日=神奈川・相模女子大学グリーンホール、25日=長野・軽井沢。大阪公演は9月14日=八尾市文化会館プリズムホール。東京公演は11月10日=日本武道館。詳しくは公式サイトで。

(ペン・高山和久/カメラ・関勝行)

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