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島田紳助さん復帰の足掛かり? M-1に直筆メッセージ、松本人志不在の影響みせず新時代到来も…視聴者に広がるモヤモヤ

zakzak by夕刊フジ / 2024年12月25日 6時30分

M―1の新時代を開いた令和ロマンの(左から)くるまとケムリ(夕刊フジ)

「令和ロマン」(高比良くるま、松井ケムリ)が史上初の2連覇を果たした「M―1グランプリ2024」。2位に輝いたバッテリィズ(エース、寺家)といった新たなスターの誕生も予感させた一方、ダウンタウンの松本人志(61)の不在は影響もみせず、まさに新時代の到来となった。しかし、視聴者は番組のある演出にモヤモヤを感じたようだ。

松本不在で行われた今年のM―1は審査員が9人に。そんな中、2年連続でトップバッターとなった令和ロマンがいきなり高得点をたたき出す波乱の幕開けとなった。

「過去にNON STYLE、パンクブーブーが連覇を目指したが達成できなかった。しかし令和ロマンはネタの質を高め、ファーストラウンドはしゃべくり、最終決戦はコント漫才と、昨年を上回る引き出しの多さを見せた。それがトップバッターで登場したため、基礎点が高くなった感がある。審査員は以降のコンビを令和ロマンと比較することになり、〝勝ち抜きノックアウト方式〟のような点数の付け方になっていた」と演芸評論家の高山和久氏。

一方、敗れはしたものの爪痕を残したのがバッテリィズだ。ファーストラウンドでは審査員9人中、6人が最高得点をつけたほどのインパクトを与えての準優勝。

「おバカな中に素直さがあるから見ている側も優しい気持ちになれる。ファーストラウンドの偉人の言葉ネタでは、『ライト兄弟は電気作れや』などエースの放つ芯を食ったフレーズが観客に刺さった。漫才の腕があっても、キャラが立たなければ抜群に面白い漫才にはならないことを証明した」と高山氏は期待を込める。

そんな中、番組オープニングに示された言葉が波紋を広げている。それが、直筆らしき筆跡で「いつまでもM1が夢の入口でありますように」としたメッセージ。文末には「島田紳助」の記名がついていた。

「M―1創設者の島田さんの直筆メッセージですが、今回はダウンタウンの松本さん不在をどう乗り切るかという大会でもあったわけです。代わりに紳助さんの名前を出してきたことが果たして必要があったのか。それだけに復帰の足掛かりではないかと勘ぐる声も少なくなく、モヤモヤが広がっています」と放送関係者は話す。島田紳助さん復帰の足掛かり?

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