何をやっても裏目に出る日テレ 「セクシー田中さん」問題で石沢社長が謝罪も批判集中「ミスコミュニケーション」の表現に疑問の声
zakzak by夕刊フジ / 2024年8月1日 6時30分
漫画「セクシー田中さん」のドラマ化をめぐり、原作者の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題で、ドラマを放送した日本テレビの対応がまたもや裏目に出たようだ。日テレの石沢顕社長が29日の定例記者会見で、芦原さんに対し謝罪の言葉を述べたが、これに批判が集中しているのだ。
石沢社長は、日テレ側とのやりとりが芦原さんの負担になっていたと原作出版元の小学館が指摘したことに対し、「ミスコミュニケーションが生じたのは非常に心が痛む思い。改めて芦原先生には申し訳なく思います」と謝罪した。
この発言がネットニュースで配信されると、記事のコメント欄などには「定例会見のついでに謝罪しただけにしかみえない」「ほとぼりが冷めるのを待っていたかのよう」といった辛辣(しんらつ)な書き込みが目立つことに。
「この問題では、日本テレビは5月に調査報告書を公表しています。その際、石沢社長のコメントも出ましたが、そこでは芦原さんへの哀悼の意や遺族へのお悔やみは示されましたが、〝おわび〟としては〝ドラマの制作に携わる関係者や視聴者の皆様〟を〝不安な気持ちにさせてしまった〟と対象がひとくくりにされており、芦原さんへの謝罪とは言いがたいものでした」と週刊誌記者は指摘。そしてこうも話す。
「〝ミスコミュニケーション〟という表現に対しても、コミュニケーションの問題というよりも、原作者を軽んじていたテレビ局側の姿勢の問題ではないかといった疑問を呈する声も上がっているのです」
さらにこの時期での謝罪ということにも批判が集中している。
「正直、定例会見は月末に行われるのが通例なので、この時期を狙ったというわけではないでしょうが、パリ五輪が盛り上がる中ということで、明るい話題を隠れみのにして謝罪した印象がぬぐえないのです。そして、何より『24時間テレビ』の放送を控えた時期であることも、いい印象を与えていない。ただでさえ寄付金の着服などでネガティブイメージが強いだけに、少しでも局としての印象をよくしようとしているようにうがってみられているのです。結果として裏目に出たということです」と放送関係者は話す。
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