トラトラ株 「ウッドワン」業績回復、工場閉鎖効果や子会社の輸出が好調 「バンダイナムコHD」全事業の前年同期比で増収増益
zakzak by夕刊フジ / 2024年11月9日 15時0分
11月5日に投開票された米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ前大統領が民主党のカマラ・ハリス副大統領に圧勝した。これを受け、6日のNYダウは前日比1508・05ドル(3・57%)高の4万3729・93ドルと、10月18日以来2週間半ぶりに過去最高値を更新した。
この日は、恩恵を受けると期待される銘柄を物色する「トランプ・トレード」が盛り上がった。ただし、トランプ・トレードに関しては、中長期ではともかく、短期では「材料出尽くし」となり、いったんは終了とみている。
まず、ウッドワン(7898)は業績回復が注目ポイント。2025年3月期第1四半期連結業績は、営業損失が1・38億円(前年同期は営業損失2・72億円)、経常利益が4・12億円(前年同期は経常損失3・29億円)だった。
住宅建材設備事業では、海外部門はニュージーランド子会社における原木販売数、木製品の販売・生産数が減少し、生産性が低下したものの、前年度のギスボン工場閉鎖の効果もあり前年同期に比べ改善した。インドネシア子会社では、主に欧米市場への輸出が大きく回復し、売上高、利益ともに好調に推移した。
次に、バンダイナムコホールディングス(7832)は好業績が注目ポイント。25年3月期中間期連結業績は、売上高が6113・91億円(前年同中間期比21・8%増)、営業利益は1136・7億円(同73・6%増)だった。
当中間連結会計期間については、IP軸戦略を核に各地域や事業を横断・連携し、ALL BANDAI NAMCOで一体となった取り組みを強化した。
事業面では、デジタル事業およびトイホビー事業の業績が、利益率の高い商品・サービスのヒットなどにより大きく伸長したほか、IPプロデュース事業とアミューズメント事業も好調に推移し、すべての事業が前年同中間期比で増収増益となった。
そして、メイコー(6787)は11月6日、「2025年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」と「剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」を発表した。これが注目ポイント。25年3月期通期連結業績は、売上高が1970億円(前回予想比1%増)、営業利益は190億円(同18・8%増)に上方修正した。
受注状況が好調に推移しており、売り上げ、利益ともに期初の計画を上回る見通しとなり、当中間期の業績を踏まえて通期連結業績予想を修正した。25年3月期の中間配当については、1株当たり配当金を36円から40円、期末の配当予想についても36円から40円とし、年間配当を1株当たり80円とする予定だ。 (株式会社カブ知恵 代表取締役・藤井英敏)
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