1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

巨人、覇権奪回へ〝カープ決戦ローテ〟復権の菅野智之、首位広島との直接対決に〝集中投下〟阿部監督「智之と戸郷は中4日も…」

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月3日 13時0分

巨人・菅野智之投手(34)がエース格に復権。優勝を争うチームの先頭に立っている。ケガで出遅れた昨季は4勝8敗と自己ワーストの成績に終わったが、名伯楽の指導でハーラートップ13勝とV字復活。敵地で6試合を残す首位広島との直接対決に〝集中投下〟され、覇権奪回に向けたジョーカーに躍り出る。 (片岡将)

巨人の先発陣は3日、前日まで阪神と熱戦を繰り広げた甲子園の室内練習場で調整。前夜に7回1失点で抑えた後、降雨コールドとなり勝ち投手になった菅野、8月31日の同カードで黒星を喫した新エースの戸郷翔征投手(24)らが、ランニングやキャッチボールなどで汗を流した。

阿部慎之助監督(45)は「ここからが総力戦。智之と戸郷は中4日でいってもらうこともある」と宣言。登板2日後の戸郷は通常なら休養するはずのこの日も調整に充て、中4日で5日のヤクルト戦(岐阜)の先発が決定的に。続いて中6日で敵地での天王山第2ラウンド、12日の広島戦(マツダ)への投入が可能となる。

いま最も信頼できる投手として、さらにハードな使命を課されるのが菅野だ。球団関係者は「まず中8日で広島戦のカード頭、そこから中4日と中5日で回ってもらって、もう一回広島にぶつけることを首脳陣は考えているようです」と明かす。ここまでは日曜の登板を任されてきたが、最も重視される天王山第1ラウンドを託されることに。中4日で15日の中日戦(東京ドーム)を挟み、中5日で21日の広島戦(マツダ)、さらには中6日で28日の同戦までも見据えた、菅野と心中の〝カープ決戦ローテ〟。本人もフル回転指令を「優勝を争う中で望むところ」と腕を撫す。

1年前の同時期はまだ3勝、防御率3点台後半と往事の輝きを失ったかに見えたが、34歳にして鮮やかなV字復活。二人三脚で支えた久保康生巡回投手コーチ(66)は「去年の8月にはこれくらいできるという手応えがあった。体の使い方が非常に良くなっていた」と明かす。

かつて大塚晶文(元近鉄)、岩隈久志(同)や能見篤史(元阪神)ら好投手を次々と世に送り出した名伯楽の解説は明快だ。「いわゆる横振りだった体の使い方を、腕の位置を上げて縦に振る形に修正できたのが大きい。この数年、ケガが多いうえに打たれやすかったのは、肘が下がって肩の開きが早いフォームで投げていたから。ここを修正できるとケガもしにくくなるし出力も上がる」と指摘。シーズン最終盤でのフル回転ローテにも、「いまのフォームなら登板間隔を詰めても耐えられるはず」と太鼓判を押す。

久保コーチと歩んだ復活ロードのゴールで菅野を待つのは、4年ぶりのV奪還とセ・リーグ投手史上最多3度目のMVPか。そして長年の悲願、自身初の日本一まで駆け上がれるだろうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください