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48歳サラリーマン ゴルフ再開物語 名言集その(1)スイング作りの基本はパットにあり 「当たり前にできるようになると基本がおろそかに」

zakzak by夕刊フジ / 2024年7月23日 11時0分

(夕刊フジ)

僕は東京の中小企業に勤める48歳のサラリーマン。久しぶりに会った知人と一緒にラウンドしようと気安く約束したことで、10年以上も封印していたゴルフを再開することになった。ゴルフ練習場で久しぶりに打ってみたが当たらない。ヤバい、ヤバ過ぎる。

ネット検索していたら「坂本博之=元プロレーサー」という一風変わったレッスンプロが目に留まった。何だか面白そうと思い、門を叩いたのが、のめりこむきっかけとなった。柔和な笑顔で僕の悩みを尋ねてくれたのだった。

「10年以上やっていなかったとなると、ある意味、初心者同然ですから、白紙の状態からスイングを作ってもいいですね。その方が上達は早いと思いますよ」と坂本プロ。

そう言いながら持ち出してきたのはレフティー用パターだった。

「坂本プロは左利きなのですか」

「いいえ、右利きです。さあ、パットを打ってみましょう。それと私のことはコーチと呼んでください」

本当は早くショット練習をしたかったのに、パターだなんて…と思ったが、手本でコーチが打ち始めると、これに見入ってしまった。1・5メートルのパットを打ち始めると、何度打ってもカップインする。

パターを渡されて自分で打とうとしたが、グリップが逆なので、左手が下で…握り方はオーバーラッピングか…と頭の中はグチャグチャになった。

「ただ構えてストロークしてみてください。何もかもが新鮮でしょ。初心者当時と変わりませんよね。その感覚が大切なんです。当たり前にできるようになると基本がおろそかになってしまい、それが不調を招くのです。まずはパットの大切さからです」

坂本コーチは白い歯を見せながら、そう話し始めたのだった。 =月曜掲載

■坂本博之(さかもと・ひろゆき) 1970年9月3日生まれ、東京都出身。ティーチングプロA級。二輪国際A級プロレーサーとして活躍後、ゴルフレッスンに転身。独自開発の練習器具を使ったユニークなレッスンで、第12回PGAティーチングアワード優秀賞を受賞。スウィングデザイン#19所属。

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