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「遅い160キロ」が奏功 ロッテ・佐々木朗希の復帰登板、メジャー10球団が集結 好調時とは違う球の回転に西武打線も沈黙

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月2日 11時41分

試合に勝ってスタンドに向かってあいさつする佐々木らロッテナイン=ZOZOマリンスタジアム(撮影・田村亮介)(夕刊フジ)

右上肢のコンディション不良で長期離脱していたロッテ・佐々木朗希投手(22)が1日の西武戦(ZOZOマリン)で先発。2軍戦にも登板せず約2カ月ぶりの復帰登板ながら、5回3安打1失点で6勝目を挙げたが、本調子にほど遠い内容がかえって奏功した。

米大リーグ移籍を視野に入れた5年目の今季もローテを守り切れず、ファームで再調整中は「これから野球人生は長いので、そこにつなげることだけ。前よりいい投球をすることだけ考えてやっていた」という佐々木。

復帰戦の状態をチェックするため、カブスなどメジャー10球団が集結するなか、5回にこの日最速160キロをマークも、「今日はあまりうまくいかなかった。徐々に真っ直ぐだけはよくなったが、まだ変化球を練習しなければ」と反省が口を突いた。

西武側も直球の走りが今ひとつだとは気づいており、「スピード表示は出ていたが、数値は全部垂れていて、いい球が続かなかった。空振りもガルシアの2つだけ。みんな『遅い』と言っていた」。ところが、これが相性の悪さなのか、打者の力不足か。好調時とは違う球の回転が「ツーシームのようになって逆に打てなかった。いつもよりチャンスがあっただけに悔しい」とガックリ。開幕から同一カード14連敗でプロ野球ワースト記録を更新した。 (塚沢健太郎)

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