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阿部巨人、逆転Vへ影を落とす3つの不吉な〝なぜか〟 首位広島戦、初戦惨敗でゲーム差「2」 山崎伊織、4回7失点の大炎上

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月21日 13時25分

4回 広島・小園海斗に押し出しの四球を与えた巨人・山崎伊織=東京ドーム(撮影・中井誠)(夕刊フジ)

2位巨人は20日の首位広島戦(東京ドーム)に惨敗。3連勝なら順位が入れ替わる重要なカードの初戦を落とし、ゲーム差を「2」に広げられた。4年ぶりのリーグ制覇へ正念場のシーズン終盤戦、カープ追撃の道筋に3つの〝なぜか〟が不吉な影を落としている。 (片岡将)

ゲーム差「2」

首位攻防戦の先陣を託された山崎伊織投手(26)が4回7失点の大炎上。「実力不足。大事な一戦で先発としての役割を果たせなかったのはすごく悔しい」と唇をかんだ。

セ・リーグ5球団との対戦防御率では阪神、DeNA、中日を1点台、ヤクルトも2点台前半に抑えながら、〝なぜか〟広島戦だけ7・71と突出して打ち込まれている。杉内投手チーフコーチは「相手投手がいいから、点を取られちゃいけないって気持ちが強くなるんでしょうね」と分析しつつ、「確かに相性が悪いっちゃ悪いんだけど、週の頭を任せてる投手なんで言い訳にできない」と苦手克服を求める。

阿部慎之助監督(45)はバッテリーの連帯責任を指摘。一挙5点を奪われた4回には、いずれも2ストライクに追い込みながら3連打を浴びており、「そこじゃないんですか」と配球面を問題視した。山崎伊は16試合連続で岸田行倫捕手(27)と組んできたが、この日は4月9日のヤクルト戦以来の大城卓三捕手(31)とのコンビに。不可解な女房役変更の背景について、チーム関係者は「岡本を本来の一塁に戻し、本来の位置で落ち着かせる意味もある」と声を潜める。

岡本は今季もチーム事情に合わせて一塁→三塁→左翼→と守備位置を転々。ただ、左翼で先発すると〝なぜか〟突出して打てず、15試合で打率・246、1本塁打、4打点と苦しんできた。この日は一塁で先発して効果てきめん。8月に入ってようやく3本目となる19号ソロを放った。ただ、岡本を一塁で使う場合、押し出された大城を併用するには捕手に回すことになり、打線に厚みが出る一方で守備の不安は増す。広島を倒すのに最適な布陣はまだ手探りだ。

そして、今後のマッチレースを占ううえで最も深刻なのは、広島の本拠地マツダスタジアムで〝なぜか〟まだ1勝しかできていないこと。東京ドームではここまで6勝しているが、恐ろしいことに今カードを終えると、残る直接対決は全6試合とも敵地での開催だ。苦戦必至の〝鬼門〟マツダで、阿部巨人はV奪回の成否を分ける白星をいくつ積み上げられるか。

巨人―広島17回戦(7勝7敗3分、18時、東京ドーム、4万1688人)

広 島200500010-8

巨 人010200000-3

(勝) 森下17試合10勝4敗

〔敗〕 山崎伊19試合8勝5敗

(本) 岡本和19号①(森下)

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