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カワノアユミの盛り場より愛を込めて 悪質ホストクラブが次に狙うのは沖縄? 売春など性サービスに関してある種の〝緩さ〟「都合がいいんです」と関係者

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月1日 6時30分

那覇市の街は夜もにぎわうが…、悪質ホストたちが次に狙うのは沖縄?(筆者撮影、写真と本文は関係ありません)(夕刊フジ)

世の中を騒がせてきた悪質ホスト問題を受けて、東京・歌舞伎町のホストクラブでは今年4月から売り掛け(ツケ払い)を廃止した。それから3カ月がたったいま、歌舞伎町から地方へ進出するホストクラブが増加している。進出先で特に多いのが関西最大の歓楽街、大阪ミナミで、現在では宗右衛門町を中心に約160店以上のホストクラブが密集している。

昔から「東の歌舞伎町、西のミナミ」と並び称される盛り場だけに、歌舞伎町から大阪への移動は自然な流れだろう。大阪ではまだ売り掛けは禁止されていないが、規制の動きは進んでいる。

昨年11月、売掛金がかさんだ女性客への売春強要が多発したことを受け、大阪のホストクラブ約110店舗に対して大阪府警は予告なしの一斉立ち入り調査を実施した。現地の大手ホストクラブの関係者は「売り掛けも近いうちに禁止される方向で話が進んでいる」と話す。大阪でもいずれ、歌舞伎町と同様の〝自主規制〟は始まるのだろう。

歌舞伎町からの進出は大阪以外でも、名古屋、博多、北陸などさまざまな地方へと広がっている。そんな中、沖縄にはいまだそうした例が少ない。ところがいま、一部の悪質ホストクラブが狙っているのがその沖縄だとささやかれる。沖縄には売春などの性サービスに関してある種の〝緩さ〟があるからだという。

ホストクラブ関係者によると、数年前から沖縄で盛んなのは本州からの出張客を相手にする〝パパ活〟で、現地では月に数百万円を稼ぐパパ活女子も少なくないらしい。

沖縄では女性客を性風俗に紹介しやすい点も「都合がいいんです」と先の関係者は続ける。2009年に壊滅した沖縄最大の「ちょんの間」街の真栄原社交街(宜野湾市)など、違法の性サービス店が多い沖縄では、現在も無許可のメンズエステ店などが乱立しており、摘発されてもまた開業するというイタチごっこが繰り返されている。

「本州に比べると沖縄はまだ色々な面で〝緩い〟です。実際、沖縄から歌舞伎町のホストクラブに移った知人は、『都内では確定申告をしないといけないから面倒』と言っていました。沖縄で働いていた頃は納税していなかったんでしょう」

筆者も沖縄の夜の街を長年取材しているが、昨年から始まったインボイス制度にいまも登録せず、脱税を続けている夜の店も少なくはない。悪質ホストクラブが次に向かう先は果たしてどこなのか。

■カワノアユミ 20代を歌舞伎町と海外夜遊びで過ごした元底辺キャバ嬢。現在は国内外の夜の街でニッチなネタから盛り場の変遷までを幅広く取材。著書に、アジア5カ国の日本人キャバクラで9カ月間潜入就職した『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)。X(旧Twitter):https://x.com/ayumikawano/

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