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高校№1遊撃手、花咲徳栄・石塚裕惺がプロ評価再上昇 スカウトもうならせた格上からの一打 高校日本代表、大学日本代表と壮行試合

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月29日 13時35分

8回に二塁打を放つ花咲徳栄高の石塚(夕刊フジ)

野球のU―18(18歳以下)アジア選手権(9月2日開幕=台湾)に出場する高校日本代表は28日、ほっともっとフィールド神戸で大学日本代表と壮行試合。大学生相手の腕試しで1―7と完敗も、石塚裕惺内野手(埼玉・花咲徳栄高3年)がプロの評価を高めた。

大会ナンバーワン遊撃手の呼び声とともに乗り込んだ今夏の甲子園では初出場の新潟産大付高に初戦で敗れたが、高校代表でも宇野真仁朗(早実3年)らを抑え正遊撃手。さらには「聞き間違いかと思った」と本人も驚く4番抜擢で格上との一戦に臨むと、3回の第2打席でしっかり押し出し四球を選んで一時同点に。8回2死一塁で迎えた第4打席では、今秋ドラフト候補の篠木健太郎(法大4年)の149キロを右中間にはじき返す二塁打を放った。

「自分がやることは変えないように。チームではしっかり1球で捉えることをやってきて、強いボールを相手にしても1球でアジャストできた」と本人も納得の一打に、パ・リーグ球団幹部も「いい打球だったね。力が上の相手に対しての対応力が見えた」と収穫を得た。1位評価までいくかは遊撃の守備次第といい、「もう少しずば抜けたところが見たい。右腕の状態があまりよくないみたいだから、これがしっかり治ればどうか」とアジアでの戦いで継続チェックの構えだ。 (片岡将)

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