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SPORTS BAR 遼&航、石川兄弟で魔物に挑む!29日開幕「フジサンケイクラシック」過去12度出場で優勝含むトップ10入り7度、遼「とにかく富士桜は好き」

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月27日 11時42分

霊峰富士は世界に最も知られる日本の名山である。2013年、信仰の対象と芸術の源泉として世界文化遺産に登録された。当初は年間30万人もの登山者で賑わった。その後コロナ禍で減少し、今年は入山規制を導入したが、すでに15万人を突破した(21日現在、環境省調べ)。約3割といわれる外国人登山者にも人気が高い。

そんな霊峰の麓で、男子ゴルフ「フジサンケイクラシック」が29日から開幕する。舞台は霊峰の北麓、標高約1000メートルに位置する富士桜CC。パー70では1973年のツアー制施行後、最長である。ほとんどのホールから富士山が望める風光明媚なコースだが、そこには〝魔物〟が棲む?!

富士山からの傾斜がパッティングを微妙に狂わす。見た目〝上り〟に見えるラインが、富士が後方にあれば、実際は〝下り〟…。その逆もある。ピン位置によってはアンジュレーションの複雑さがさらに増すという。

昨年、最終日に唇をかんだのは石川遼(32)である。15番(497ヤード、パー4)のグリーンの奥行きが22メートル。ピン位置は手前から12メートル、右から7メートル。富士山はグリーン奥方向に見える。ピン奥5メートルに2オンもバーディーパットが3メートルオーバー。入らず2メートルオーバー、外して1・5メートル残し、やっと1メートルを沈めた。人生初の〝5パット〟の「7」…。

「ピンを過ぎた後の下りの傾斜、下りをそこまで読んでなかった。微妙に傾斜があるライだったが、全部入れにいっての結果なので。でも、う~ん…」。2009、10年大会連覇の石川でさえも、首位に2打差の3位で迎えた最終日、富士の魔物の餌食になった。

とはいえ、過去出場12度、優勝2度を含みトップ10入りが7度。相性はいい。以前から「勝ったから好きなのか、好きだから勝ったのか。とにかく富士桜は好き」という石川。今年は富士の麓に会場を移して20年目の節目、昨年のリベンジには格好の舞台である。

米ツアーでも今季最終戦「ツアー選手権」(米ジョージア州)が29日に開幕する。優勝ボーナスはケタ違いの2500万ドル(約36億円)。1位シェフラーが10アンダー、2位シャウフェレが8アンダー、3位の松山英樹が7アンダーのハンデを付与される。昼はフジサンケイクラシック、早朝は米ツアー、夏休み最後を飾る男子ゴルフの面白さを是非ご堪能あれ!! (産経新聞特別記者・清水満)

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