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2024年秋・衆院選 大阪・東京、49全選挙区「当落予測リスト」 大阪小選挙区で〝全面激突〟維新が公明に完勝か 東京24区、萩生田氏が苦戦予想覆す地力

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月17日 15時23分

裏金事件の影響が出ているのが東京7区だ。参院からくら替えした自民党の丸川珠代氏(53)は「やや劣勢」だ。有馬氏は「参院は著名候補に有利だが、小選挙区は局地戦だ。裏金問題が炎上する厳しい局面でくら替えしたのは丸川氏にとってタイミングが悪かった」と指摘する。

東京26区では、政界屈指の保守派で知られる松原仁元拉致問題担当相(68)が、選挙区調整の難航から立憲民主党を離党し無所属で出馬したが、有馬氏は「やや優勢」とみる。前立民参院議員の蓮舫氏(56)の出馬観測もあったが実現しなかった。有馬氏は「蓮舫氏は票の掘り起こしも狙って東京都知事選に出馬したが惨敗した。松原氏公認で良かったとなりかねない」と語る。

■東京24区 萩生田氏、苦戦予想覆す地力

東京24区は、裏金問題を受けて非公認で挑む自民党元政調会長の萩生田光一氏(61)を、立憲民主党で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の問題を追及する有田芳生氏(72)が追う。萩生田氏苦戦の予想もあるが、有馬氏は「立民が『政治とカネ』の問題を全力で詰めるなら、野田佳彦代表をぶつけるぐらいの気迫が必要だった。6期の経験と閣僚などの実績もある萩生田氏に地力がある」とみる。

東京29区は、公明党が東京で唯一、小選挙区に擁立した前職の岡本三成氏(59)を、維新新人の海老沢由紀氏(50)と、立民元職の木村剛司氏(53)が追う。東京の選挙区調整で自公に亀裂が入り、深刻な対立もあった。選挙結果は自公連立の命運を占うことになる。

与党を過半数割れに追い込みたい野党だが、東京、大阪の各選挙区を含めて野党の連携が十分に進まなかった。

有馬氏は「共産党は選挙区によっては数万人規模の『基礎票』があるとされる。立憲民主党内の一部は、票の上積みが期待できる共闘に前のめりだったが、共産との連立政権に否定的な野田佳彦体制で頓挫した。共産党は小選挙区で236人を擁立し140超の選挙区で立憲民主党と競合する。立憲民主も237人を擁立し、『全員が当選すれば過半数』という理屈だが準備不足は否めない。立民は『是々非々』のスタンスの維新との協調に意欲的だったが、共産は『自公が過半数を割れば維新は連立に乗る』と警戒していた」と野党間の思惑の違いを指摘した。

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