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ぴいぷる 先代「うたのおにいさん」横山だいすけ 歌は笑顔の魔法、楽しい気持ちを伝えたい アルバム「笑顔にドッキューン!」発売中 

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月20日 6時30分

「おかあさんといっしょ」11代目「うたのお兄さん」の横山だいすけ=9日午後、東京都文京区(酒井真大撮影)(夕刊フジ)

―――子供たちを元気に

そこにいるだけで、周囲が明るくなる。そんな人だ。だからこそ、「うたのおにいさん」を9年間も務めることができたのだろう。

「おかあさんといっしょ」(NHK)の主役は3歳の子供たちだ。だから、不機嫌な子もいれば、不安な子もいる。しかし、番組はみんな笑顔ではしゃいでいる。子供たちを楽しませるコツってあるのだろうか。

「一番、重要なポイントは収録前、最初に対面するときなんです。NHKの廊下に子供たちが集まっているところに、僕たちが現れるんですが、初めて親から離れて集団に入る子が多いのでみんな不安なんです。そこから収録が終わるまでの1時間ほどは、子供たちの友達は僕たち、お兄さんお姉さんしかいない。ここ(番組)で遊ぶのは楽しいんだよって思ってもらうためにも、最初の出会いが大切なんです」

以前、この最初の出会いの瞬間を目撃したが、子供たちの前に、元気いっぱいにお兄さんたちが現れると、不安そうだった子供たちの目がきらきらと輝くのだ。まるで魔法のようだった。

「〝うたのおにいさん〟だった9年間で感じたのは、結局は自分自身がどれだけ楽しめるかということしかありませんでした。僕たちが緊張したり、不安だったりすると、それは子供たちにも伝わってしまう。楽しいという気持ちを子供たちに伝えたい。新しいアルバムでもそんな思いで歌ったんです」

それがアルバム「笑顔にドッキューン!」(キング)だ。今作では、タイトル曲「笑顔にドッキューン!」と、「げんきのこうかんっこ」「きみはおふろすき」の3曲で作詞にも挑戦している。

「〝うたのおにいさん〟として、子供たちやご家族が元気になるような歌を届けたいと思ってきました。そこに、今度は自分の思いを込められるというのは新鮮でしたね。でも、難しかったですね。何日も言葉を探して、ようやく見つけて。それだけに、さらに歌の深みも出てきたかなと」

そこには、「うたのおにいさん」になったばかりのころの苦い思い出があるのだ。

「だいすけ君の歌はつまらない」作曲家の言葉に苦悩

「作曲家の先生から、『だいすけ君の歌はつまらない』と言われたんです。最初、何でつまらないのか、僕自身分からなくて。すると先生からこう言われたんです。『子供の歌は歌詞やメロディーが簡単だからこそ、詞の情景が子供たちに届くように歌ってください』と」

歌詞、メロディー、リズムをきちんと届けることが、うたのおにいさんの役目だと思っていただけに、その言葉に悩むことに。

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