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エンタなう ロック黄金期を陰で支えた天才ピアニスト ネット検索でも出てこない貴重な証言が映像で記録、異色の音楽ドキュメンタリー

zakzak by夕刊フジ / 2024年9月9日 11時0分

ジョン・レノンのアルバムでもともにセッションしたニッキー・ホプキンズ(手前)(夕刊フジ)

映画「セッションマン―ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男」

伝説のセッション・ピアニスト、ニッキー・ホプキンズの軌跡を、1960年~70年代の音楽シーンとともに振り返る映画「セッションマン―ニッキー・ホプキンズ ローリング・ストーンズに愛された男」は、異色の音楽ドキュメンタリーだ。ロックバンドの助っ人的な脇役のピアノ奏者が、主役を食うほどロックミュージックを豊かにしてきた。それが数々の証言で浮かび上がる。

1960年初頭、16歳のときにクラシックの名門・ロンドンの王立音楽アカデミーを自主退学したニッキーは、サヴェージズのピアニストとしてキャリアをスタートする。以降、30年にわたりロックンロール黄金期のミュージック・シーンに欠かせない存在に。50歳の若さで亡くなるまで、キンクス、ザ・フー、ローリング・ストーンズ、ビートルズ、ジェフ・ベックをはじめ250以上のアルバムに携わっていたことに驚く。

キース・リチャーズは、「頭の中で思い浮かべて書けなかった残りの半分」が、ニッキーとスタジオでセッションすることで膨らんだと明かす。ミック・ジャガーは「クラシックとゴスベルのコンビネーションがすごい」と絶賛。そんな逸材が、特定のバンドメンバーになれなかったワケは、彼が生涯悩まされたクローン病にあった。

ネットで検索しても出てこないロック史の貴重な証言が映像で記録された意義は大きい。東京=池袋シネマ・ロサ、大阪=テアトル梅田ほか全国で順次公開中。(中本裕己)

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