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坂上忍の白黒つけて何が悪い 幼児誘拐の実話を基に…現実を知っていただきたい! 小児性愛者から子供たちを守るため命を賭した男たち『サウンド・オブ・フリーダム』

zakzak by夕刊フジ / 2024年8月30日 11時0分

前回、小児性愛者を題材にした作品を取り上げ、2時間ず~っと虫唾が走りっぱなしだったと、制作者の方々には申し訳ないと思いつつ、勇気を奮って書きつづらせていただきました。

が、意図したわけでもないのに、また小児性愛者に対する児童売買春問題をテーマにした作品に出会ってしまいまして…。

めぐり合わせって怖いですね。なぜ、苦手なテーマの作品を続けて引き当ててしまうのか?

ただ前作と大きく異なるのは、本作は小児性愛者から子供たちを守るために命を賭した男たちを主人公にしているので、ハラハラドキドキ感も併せて、エンターテインメントとしてすんなり観られた印象。

なんですが、こちらも実話なんです。

米国土安全保障省の捜査官である主人公は、性犯罪組織に誘拐された姉弟の後を追っていた。

なんとか弟は保護できたのだが、姉の行方がわからない。

しかし、これ以上の捜索は困難との判断が下され捜査は打ち切りに。

ところが! 主人公は姉を探すため、単身コロンビアに乗り込むのであった。

まず、これが実話ということに驚き。しかもたった独りでですから。

ただ、世の中にはまっとうな方がまだまだいるもので、命の危険があるにもかかわらず一人二人と協力者が現れてくるのです。

これは個人的な想いなのですが、わたしも五十を過ぎ、あと数年で還暦を迎える年齢に差し掛かると、いい加減、自分のことはさておきとなってくるものなのですが、人間の欲って底なしなんですね。老いたからこそ強欲さが増すおっさんが多いこと。

ただ冷静に考えると、その年まで働けているということは、それなりの地位にいるわけで、ということはそれなりのふかふかの椅子に座っているということでもあるのです。

で、その椅子を手放したくないと。

いやいや、とっとと手放せよと。

あなたの寿命は限られているんですよ。まだ早いとおっしゃるのかもしれませんが、後輩たちにスムーズに引き継ぐ気があるのなら、今のあなたの年からやっておかなければならないことがたくさんあるんです。いつまでもふかふかの椅子にこだわるのはおやめなさい。

と、わたしは言いたいのです。

で、本作はそんな気持ちを確信させてくれる内容といいますか、単身でコロンビアに乗り込むぐらい気概のある捜査官を育てずしてどうするのよと。

こういった人をトップに据えて、初めて世の中が変わっていくんじゃないんですか?

でも現実は哀しいかな、そうはならないんですよね。真っ当な人ほど組織から離れていく。

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