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大鶴義丹 やっぱりOUTだぜ!! Appleから新機能「Apple Intelligence」導入 技術革新で将来「AI不倫で離婚」の時代が来る

zakzak by夕刊フジ / 2024年6月18日 15時30分

早起きなので、朝5時過ぎには起きてしまう。人並みに守銭奴なので、とりあえずスマホを手に取り、〝当たるも八卦、当たらぬも…〟と、米国市場の終値をサラっと閲覧して一喜一憂。

しかし、その朝はアップルがガツンと上がり、5月中頃までズルズルと地味だったのが、終値は7%強高の207ドルという。

待望されていた同社デバイスへの、新AI機能「Apple Intelligence」導入の発表を受けて、一気に史上最高値を更新したのだった。

このあたりのアメリカの株の動きはダイナミックで、あらためて息をのんでしまう。

注目されている機能は、自然な言葉で話しかけるだけで、複雑な作業を可能にする機能だというが、その手の機能はすでに「Siri」がある。

だが、お世辞にも「Siri」がAIアシスタントとして生活を劇的に変えることはなかった。せいぜい音声操作で「Hey、Siri、メールチェック、Hey、Siri、明日の朝6時に目覚まし登録」といったくらいだ。

ではこの「Apple Intelligence」というヤカラは、一体全体何が違うというのだろう。

一般記事からマニアックな記事まで読みあさると、一番分かりやすい例では、間違ったり適当に話したりした言葉を要約して、整った文章でメールを作ってくれることなどだという。

また電話の会話を文字として残し、詳細をデータ化するなど、私の生活にとっても確かに飛躍的に恩恵がある。

さらに踏み込んだ機能では、何かの番号入力などが必要になったときなど、過去のメールや登録データ、撮影してある写真の中から、その番号を勝手に抽出して自動的に入力してくれるという。

つまり「デジタル個人秘書」に、スマホの中のことをすべて好きにさせるということだろう。

当然、そこまで「秘書」を信用していいものだろうかと、セキュリティー問題を考えてしまう。

私などは、妻や子供も信用していないので、銀行カードの暗証番号を教えていない。

案の定、イーロン・マスクは「私の会社でアップルの端末は使用禁止になるだろう。AIがセキュリティーを保護する保証がない」と言い出した。

AI屋さんがAIは信用できんというのだから、これは意味のある発言だ。

また、この手の技術革新においては、必ず「ポルノ産業」への広がりが経済的原動力となるのは知れた話だ。

個人的なインチキ予言であるが、10年以内には、AIポルノゲームなどが飛躍的な進化を遂げるだろう。すでにその手のポルノゲームはいくつも存在しているが、所詮は子供じみたものである。

そこにAIが入り込むことで、理想のキャラクターと個人的な「遊戯」をリアルに楽しむような時代になるはずだ。

未来においては、高度なAI恋愛ツールの台頭により、「愛妻が激怒、AI愛人と毎日アクセスの某俳優」など、それが原因で離婚問題になったりする俳優も出てくるだろう。

私もその頃にはまだ60代後半なので、「老いらくのAI恋」などと笑われないように気をつけよう。

■大鶴義丹(おおつる・ぎたん) 1968年4月24日生まれ、東京都出身。俳優、小説家、映画監督。88年、映画「首都高速トライアル」で俳優デビュー。90年には「スプラッシュ」で第14回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー。NHK・Eテレ「ワルイコあつまれ」セミレギュラー。

29日から、東京・俳優座劇場で上演される特攻隊を描く舞台「帰って来た蛍~永遠の言の葉~」に出演する。

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